武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

映画

知人の映画研究家、吉田はるみさんが『アリスのいた映画史』(彩流社)を出版!

投稿日:

アリス・ギイ——。

世界初の女性映画監督なのに、彼女の存在も、どんな作品を撮ったのかも、ほとんど知られていません。

なぜか――??

ぼくの知人の映画研究家、吉田はるみさんがそこにメスを入れ、『アリスのいた映画史』(彩流社)を上梓されました。

19世紀末~20世紀初頭、フランスとアメリカで活躍し、クローズアップや連作もいち早く手がけた稀有な映画人です。

この人、もっと評価されてしかるべし!

心底、そう思いました。

本書は、お堅い論文調ではなく、物語風に綴られているので、すごく読みやすいです。

映画好きの人、とりわけ映画史に興味のある方、そして女性の生き方に関心を持つ方、どうぞ手に取って読んでください!

-映画,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

ナチスに抗った名ギタリストの足跡~『永遠のジャンゴ』

ナチスに抗った名ギタリストの足跡~『永遠のジャンゴ』

人さし指と中指だけで驚異的な演奏を披露したジャンゴ・ラインハルト(1910~53年)。 この天才ジャズギタリストの知られざる姿を、第2次大戦中のナチス・ドイツによるロマ(ジプシー)への迫害を絡めて描き …

闇の中のぬくもり~ポーランド映画『ソハの地下水道』

闇の中のぬくもり~ポーランド映画『ソハの地下水道』

  Ⓒ 2011 Schmidtz Katze Filmkollektiv GmbH, Studio Filmowe Zebra, Hidden Films Inc. All Rights …

あゝ、フランス映画やな~と思わせる『風にそよぐ草』

あゝ、フランス映画やな~と思わせる『風にそよぐ草』

恋をすると、人はかくも変わる。 それをこんなオシャレに映画で表現してくれました。 この作風、大好きです。      ☆     ☆     ☆     ☆     ☆ (C) F Comme Film …

お酒を飲みながら読むのにオススメする本(8)

お酒を飲みながら読むのにオススメする本(8)

お酒に合う本の8回目です。 【ヒーロー気分を味わえる本】 『007/カジノ・ロワイヤル【新版】』 イアン・フレミング *創元推理文庫 2006年 昨今、少し陰が薄くなったけれど、007ことジェームズ・ …

Osaka Metroのアプリ『Otomo!』にぼくのエッセイ「〈映画のふるさと……難波!〉が掲載中

Osaka Metroのアプリ『Otomo!』にぼくのエッセイ「〈映画のふるさと……難波!〉が掲載中

Osaka Metro(旧大阪市営地下鉄)のアプリ「Otomo!」に掲載中のぼくのエッセイです。 タイトルは、『〈映画のふるさと〉……難波!』 これ、拙著『大阪「映画」事始め』(彩流社)を上梓した2年 …

プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。