今日の昼下がり、超久しぶりに古巣新聞社に足を運び、ギャラリーで開かれた同期のジャーナリスト井手裕彦さんの講演会を聴いてきました。
演題は『大書「命の嘆願書」が伝えるもの』。
現役の時からモンゴル・シベリア抑留問題を取材し、昨年8月にその成果を広辞苑みたいな分厚い本として結実〜❗
満席の中で始まった本講演はその一端を披露したものですが、冒頭の「自分事として考えてみませんか」という文言がずっと心に引っかかっていました。
かぶり付きで聴いていたせいか、使命感に裏打ちされた熱弁に圧倒されましたわ❗
命の続く限り、1人でも多くの遺族に記録を伝えたいと願う井手さん。
「迷える子羊を見捨てることができない」
このポリシーが原点なんやな。
それにしても、日本政府の何とだらしないこと。
どうして抑留者と遺族にもっと手を差し伸べないのだろう。
井手君の活動は、本来、国がやるべきものなのに。
ホンマ、冷たい国ですわ。
会場では、かつての「同僚」「先輩」「後輩」たちとの再会で心がホンワカとしましたが……。