フランスの世界的な大女優、ジャンヌ・モローさんが永眠されました。
享年、89。
大好きな女優さんのひとりでした。
『死刑台のエレベーター』、『突然、炎のごとく』、『黒衣の花嫁』……。
知的で洗練された演技が忘れられません。
ぼくが古巣新聞社の文化部(映画担当)記者だった1997年9月26日の夜、京都のホテルでモローさんと単独インタビューしました。
このとき、66歳。まだまだお若かった。
京都国際映画祭(東京国際映画祭の京都バージョン)の審査委員として来日されたので、映画祭事務局に何とかお願いして取材させてもらったんです。
非常にインテリジェンスの高い人で、ぼくの質問に対し、間髪入れず回答していただきました。
日本映画に関心を持っておられ、「日本では年間、何本の映画が製作されているのですか?」と逆取材されました(笑)
お母さんが英国人とあって、英語もべらべら。この時はフランス語でしたが……(もちろん通訳付き)。
翌日の夕刊一面に掲載されました。原稿最後の「(好)」はぼくのことです。
その日行われた映画祭の記者会見で、モローさんがぼくを見つけ、満面の笑みで手を振ってくれはりました。
めちゃめちゃうれしかった!!
最高の思い出です~(^^)/
安らかにお休みください。合掌……。