宮城・気仙沼の「陸(おか)の船」。
昨年の暮れ、晴れ渡った青空をバックにぼくの眼前に迫ってきたこの船がずっと脳裏から離れません。
あの大震災からきょうで1年。
大阪・堀江にある松竹の試写室で『八日目の蝉』を観ていた時、グラリときました。
地震だけでなく、大津波、そして原発事故と二重、三重の災禍が東北地方を襲いました。
新聞報道やテレビのニュースに釘付けになり、ただただ自然の脅威に打ちのめされました(原発は別ですが)。
はて、自分には何ができるのか?
その惨状を見るにつけ、常に疑問を抱いていました。
きょうの新聞とテレビは震災一色です。
でもしばらくすると、まるで火の気が消えたように「震災」が遠い世界のことのように感じられ、そういう話を持ち出すと、空気が重くなるといった風潮に支配されていきます。
現に、ついこの間までそうでした。
だからこそ、ぼくは忘れないでおこうと心に決めました。
あの「陸の船」を目にした瞬間に!!
阪神・淡路大震災と比較にならないくらい、復興への道はまだまだ遠いです。
直接的な援助はできないかもしれないけれど、ずっと寄り添っていきたい。
そんな想いから、今年も11月18日(日)、ちょかBandの単独ライブをやります。
そこで集まった義援金を、また被災地に届けようと思っています。
震災で亡くなられた多くの方に、合掌……。
東日本大震災から1年
投稿日:2012年3月11日 更新日:
執筆者:admin