イギリス・ロンドンで半年間、英語留学してきた教え子の倉田君(関大JP5期生)が昨夜、お土産のスコッチ・ウイスキー(シングル・モルトのBladnoch)を提げて、会いに来てくれました。
内定していた金融機関を“蹴って”、自分をもっと磨きたいと渡英。
現在、2回目の就活に取り組んでいます。
出発前に会ったときより、大きくなっていたように感じられました。
「イギリスで何を得た?」
ぼくの問いに彼はこう答えました。
「アホになれたのがよかったです」
Good~!!!
これも「ギャップ・イヤー」のひとつと考えていいでしょう。
ベラベラ喋りすぎて、倉田君とツーショットの写真を撮るのをすっかり忘れていましたo(><)o
残念……。
ロンドンと言えば、名探偵シャーロック・ホームズ。
これまで何度も映画化されていますが、このシリーズは面白いですね。
パワフルな第2弾!!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
(C) 2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
名探偵シャーロック・ホームズ。
知能だけでなく、身体能力も前面に出し、旧来のイメージを打ち崩した前作(2009年)が記憶に新しい。
それを上回る娯楽アクション大作に仕上がった。
2作目にして宿命のライバルを登場させ、シリーズの定着化を狙う。
原作者コナン・ドイルがホームズの連載小説を終わらせるために創作した人物、それが天才的な犯罪者モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)。
全ての面においてホームズと同等の才能を持っている。
世界各地で相次ぐ未解決事件とヨーロッパで起きる連続爆破事件の黒幕がその教授だとホームズ(ロバート・ダウニーJr.)が看破。
前段であっさりとモリアーティの素顔を明かす。
もっとじらしてほしかったが、全編、2人の全面対決とあって、そうはいかないのだろう。
(C) 2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
新婚の相棒ワトソン(ジュード・ロウ)を巻き込み、カギを握るロマの女性シム(ノオミ・ラパス)を道先案内人として物語が展開する。
最大の見せ場、スイスの名滝ライヘンバッハファルでの決闘まで、疾風怒濤のごとき一気に見せ切る。
ガイ・リッチー監督の演出は今回もパワフル。
時折見せるスローモーション撮影がピリッと効果を出していた。
19世紀末の陰鬱な空気とホームズの吐息との絶妙なマッチングもいい。
1作目を見た時、ホームズとワトソンの配役が逆ではないかと思った。
しかし奇人ぶりをますますエスカレートさせる名探偵には、ダウニーJr. のすっ飛んだ演技が不可欠だと認識した。
頭脳戦から始まり、最後は腕力でカタをつけようと取っ組み合う2人。
推理ドラマのはずなのに、謎解きよりも活劇に重点を置いたのが素直に面白いと思う。
21世紀のホームズ。
次回作でどのように“進化”していくのか楽しみだ。
2時間9分
★★★
☆梅田ブルク7ほか全国ロードショー!
(日本経済新聞2012年3月9日夕刊『シネマ万華鏡』。ブログへの掲載を許諾済み。無断転載禁止)
パワーアップした第2弾『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』
投稿日:2012年3月12日 更新日:
執筆者:admin