久しぶりのブログです。公私にわたって多忙を極めていました。ブログを書きたかったのに、そのゆとりがない状況……、なかなか辛いものです(笑)。
その間、ややこしい事件やおぞましい事件が相次ぎました。事実は小説よりも奇なり。鳥取連続不審死で、ぼくの古巣の新聞記者が死亡男性のなかに含まれていたりして、妙に気になりました。
そして顔を整形して逃げ回っていた男が大阪で捕まった日(11月11日)、大阪が生んだ名優、森繁久弥さんが天寿をまっとうしはりました。
大阪映画の名作『夫婦善哉』(1955年)で森繁さんが披露した軽妙な演技は一生忘れません。合掌……。
強引に大阪と映画を結びつけたところで、19日からはじまる大阪ヨーロッパ映画祭について触れます。
今年で16回目を迎え、なかなか充実した内容なのに、なぜかあまりマスメディアに取り上げられていませんね。
これが地方都市なら、テレビや新聞でドカーンを紹介されているのでしょうが、情報が氾濫する大都会の大阪ではひとつの歳時記のようにしか思われていないのでしょうかね。残念です。
そもそも派手好きで現世利益を追求する人間が多い大阪の街で、透徹した眼で人生を見据え、芸術性の高いヨーロッパ映画を上映するというのが、なんとも不似合いでおもしろい。それも今のヨーロッパを浮き彫りにした作品ばかり。
といっても、お堅い映画ばかりではありませんよ。
事前に観せてもらったスイス映画『タンドリーラブ~コックの恋~』(オリヴァー・ポーラス監督)なんて、インド人の料理人がスイス・レストランの女性従業員にひと目惚れする楽しいコメディーでした。
万年雪をいだくアルプスを背景に、インド映画丸出しの踊って歌うミュージカルが繰り広げられるのですから、たまりません~♪
時間があれば、ぜひヨーロッパの息吹に浸ってください~! と言いながら、ぼく自身、またまた忙しくなりそうで、映画祭に行けないかもしれません……(涙)。
欧州の今を伝える大阪ヨーロッパ映画祭~
投稿日:2009年11月12日 更新日:
執筆者:admin