「これでぐっすり眠れる。はよ大阪に戻りたい」
70年前の今日、陸軍兵長だった亡きオヤジは米軍の上陸地と目されていた宮崎で、「玉音放送」を聴きました。
当時、25歳。
涙は一滴もこぼれず、何よりも安堵感を覚えたと生前、言うてました。
ふと、文豪・芥川龍之介の箴言集『侏儒の言葉』(大正末期)に記した文言が脳裏をよぎりました。
「我々に武器を執らしめるものは、いつも敵に対する恐怖である。しかもしばしば実在しない架空の敵に対する恐怖である」
アメリカのイラク戦争しかり、歴史がその真理を物語っていますね。
これからも、日常を当たり前に過ごせる平和の有難さを胸に刻んでいきたいです。