ついに会えた~!!
それも旅の最後に~(^-^)v
フランクフルト中央駅からローカル線の鈍行電車で約1時間、無人駅のグラウブルグ(Glauburg)という村に来ました。
正真正銘の田舎です~。
麦畑が広がっているだけ。
炎天下、村の外れの丘にあるケルトの重要な遺跡を目指してゴー。
とにかく歩いてばかり。
いつもながら、「ケルト」取材旅行は体力勝負です~(笑)
今日は熱波がドイツを襲来し、気温は38度~!!
さすがに暑い~!
20分ほどで丘にたどり着くと、盛り土の墳墓とその上にKelten Museum(ケルト博物館)が併設されていました。
マンヒンクのケルト博物館よりも、こちらの方が立派でした。
そこで「ケルトのプリンス」と対面~(^-^)v
高さ(身長)が186センチ、紀元前5世紀のものです。
当地の出土品で、「ケルトの男神」とも呼ばれています。
「あんたに会いたかったんやで!!」
そう声をかけたら、うん、うんと頷いてくれはりました~(笑)
旅の間、ハプニングはいろいろあったけれど、何とか取材をクリアできました。
昨日は、ボンで『ラインラントのケルト』の展示を見ることができたし。
それもこれも、この神さんがぼくにパワーを与えてくれはったからでは~と思うているんです~(^-^)v
何はともあれ、見事ゴールイン。
素晴らしいエンディングになりました~(*^^*)
旅を振り返ってみると、ドイツ南西部は古代ケルトの宝庫でした。
アイルランドやスコットランドなどの「ケルト」のルーツは、やはりヨーロッパ大陸にあるのを再認識できました。
これで本のメドがついた。
ベネルクス三国(2012年)、ポルトガル(2013年)、フランス南西部(2014年)、ドイツ南西部(今年)、そして来年の夏、スペイン中東部を踏破したあかつきに1冊の本にします。
『ヨーロッパ「ケルト」の残照』 こんな題名になるかもしれません。
足かけ6年がかり、それも足で稼いだルポルタージュ。
既刊の「ケルト」紀行シリーズ全10巻で言及できなかったエリアで、記録として活字で残したいと切に思っているんです。
だから、来年のスペインは締めとしてきちんと取材したい。
そして、そして、再来年は初めて北アメリカへ足を伸ばし、スコットランド移民が多いカナダ東部のノヴァ・スコシアに向かおうと思っています。
『赤毛のアン』で知られるプリンス・エドワード島にも寄りたいです。
カナダ「ケルト」紀行~! もう鬼が笑うどころではありませんね(笑)
それにしても、暑い、暑い~!!!
早くフランクフルトに戻りたかったのに、列車が1時間15分も遅れ、それまで駅前のカフェで、ビールで喉を潤しました。
達成感と心地よい疲労感。
めちゃめちゃええ塩梅です~(*^^*)
これをもって、ドイツ(一部フランス、ルクセンブルグ)のケルト取材は終了です。
素晴らしい夏を過ごせました~!!