関西のミニシアターの雄として18年間、名作の数々を上映してきた梅田ガーデンシネマ。
2月に閉館されましたが、昨夜、「Thank You & Farewell(ありがとう、さよなら)梅田ガーデンシネマ the Party」が開かれました。
会場は、なんと大阪港をクルージングするサンタマリア号~!!
大阪人でありながら、まだこの船に乗ったことがないんです。
だから、ウキウキ気分~♪
映画・マスコミ関係者が船内に大勢集まり、終始、賑やかな雰囲気。
パーティのバッジがええですね~(^_-)-☆
久しぶりに再会した人(出目さん!)、日ごろからお目にかかっている人……、いろんな方々と出会え、会話が弾みました。
大手新聞社のA記者から、あっと驚く身内話を聞かされたりして、非常に刺激的でしたし……。
下の写真は、ガーデンの名支配人、松本富士子さんを囲んでの一枚。
黒一点です(笑)
酔った勢いで、シネマキャスターの津田なおみさんとツーショット写真も撮れました~!(^^)!
ガーデンシネマで興行ベスト5が発表されました。
5位 『ジョゼと虎と魚たち』
4位 『リトル・ダンサー』
3位 『かもめ食堂』
2位 『HANABI』
1位 『ライフ・イズ・ビューティフル』
うん、なるほどと納得。
実は……、ぼくはガーデンシネマでほとんど映画を観たことがないんです~(*_*;
その代わり、上映された作品を試写で観て、いろんなメディアで書かせてもらいました。
そのなかで印象深い映画を挙げると――。
外国映画では、『JUNO』、『キャデラック・レコード』、『風にそよぐ草』、『オレンジと太陽』、『最初の人間』……。
ブルースが好きなので、『キャデラック・レコード』は思い入れがあります。
日本映画では、『歓喜の歌』、『ディア・ドクター』、『ジョゼと虎と魚たち』……。
やっぱり、『ジョゼ~』はよかったです!
しかしなんといっても、ベストワンは『麦の穂をゆらす風』でした。
アイルランド独立戦争を背景に兄弟の確執をあぶり出したケン・ローチ監督の入魂の一作。
この映画は、まず試写で観て、DVDで再見し、最後はガーデンシネマでしっか脳裏にインプットしました。
劇場で観た映画(試写会でしたが)で、心に残っているのがロベール・ブレッソン監督の『白夜』。
1971年作の映画のリバイバルでした。
学生時代に観た時とはまた違った深みを感じ取ることができ、この監督の感性に酔いしれました。
きちんと入場料を払って観た映画では、ポール・マッカートニーがハリウッドのスタジオで実力派のジャズメンとスタンダード曲を録音した『ポール・マッカートニーライブ・キス 2012』が最高でした!!
2013年2月19日、なじみのバーでマティーニをひっかけ、ほろ酔い気分でガーデンシネマへ。
確かナイト上映だったと思います。
最前列のど真ん中に陣取り、極上のサウンドに身を浸すことができ、まさに至福のひと時でした~♪♪
パーティの間、時折、デッキに出て、冷気をはらんだ夜の潮風に当たると、ほんにええ塩梅。
最後に松本さんの挨拶が胸に染み入りました。
心底、この映画館を愛してはったんやと!!!!
お土産は、ブルガリのチョコ。
なんと小粋な~。
松本さん、安福さん、そして元スタッフのみなさん、素晴らしい映画館で働くことができ、ほんとうによかったですね!
お疲れ様でした。
そして、おおきに、ありがとうございました!!
このブログをご覧になった松本さんからコメントがありました。
それを補足的に追加します。
「サンタマリア号でパーティをしたのは、『映画館』は非日常を味わっていただく空間。
・・・・そこで、やはり映画館の最後のパーティは、ご来場のみなさまに、非日常の時間を味わっていただきたい
という思いで、サンタマリア号での実施となりました」
納得、納得~(^^♪