武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

その他 日記

映画『おくりびと』の原作者、青木新門さんの講演

投稿日:2013年11月10日 更新日:

大阪・池田市にある正福寺の住職として大奮闘している大学時代の友人がいます。

末本さん。

仏教(浄土真宗)のイロハを広め、地域との交流を本気になって図ってはります。

それが多目的ホール「ナムのひろば文化会館」として結実しました。

ちょうど1年前のこと。

同会館の設立1周年記念の特別講演会がきょうありました。

演者は青木新門さんです。

2008年のアカデミー賞外国語映画賞に輝いた『おくりびと』の原作者。

原作は1993年に自費出版された『納棺夫日記』。

40年間、納棺師をしてはるんです。

『いのちのバトンタッチ~映画「おくりびと」に寄せて』と題し、映画の主演もっくん(本木雅弘)との関わり、映画化へのプロセス、納棺師の実際の仕事、映画との違いなどを自身の生い立ちから今日までの歩みを振り返りながら、熱っぽく話してくれはりました。

めちゃめちゃ雄弁で、びっくりしました。

おそらく数え切れないほど、このテーマで講演してはるのでしょうね。

時々、笑いを取ってはりまして、サービス精神も満点でした~(^o^)v

最後に、死と向き合うことの大切さを訴えてはりました。

昨今、臨死の機会がほとんどないことを嘆いてはりましたね~。

人は死ぬと、死後硬直が起きるので、顔つきがコロッと変わるらしいです。

だから、「大事な人が亡くなる時に必ず見送ってあげてください。どんな方でも本当に穏やかな顔をされています。葬式でお棺で見る顔とは全くちがいます」と何度も言うてはりました。

納棺師だけに、すごく説得力がありましたな~。

普段は、死を意識したことはありません。

それゆえ、きょうのお話は心にビンビン響きました。

-その他, 日記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

新著『ウイスキー アンド シネマ』発刊記念イベント、大盛況でした!!

新著『ウイスキー アンド シネマ』発刊記念イベント、大盛況でした!!

『武部好伸さんを囲む会』   自分で言うのも気恥ずかしいこんなタイトルで、昨夜、大阪・谷町6丁目の隆祥館書店において新刊『ウイスキーアンドシネマ 琥珀色の名脇役たち』(淡交社)発刊記念イベントが行われ …

72回目の敗戦の日……。

72回目の敗戦の日……。

ソ連兵の顔が見えるソ満国境(中国東北部)で守備隊を務めてたんや。 向こうの兵士、まだ幼かった。 こっちも20代前半やったけど。 凍傷におびえながらその酷寒の地で2年ほど駐屯していたら、いきなり九州の宮 …

歌舞伎……、悠長さが何とも心地よい~♪

歌舞伎……、悠長さが何とも心地よい~♪

長いGWが終わり、きょうから日常がスタート。なかなかエンジンがかかりませんが、まぁぼちぼちやっていきましょう。 きょうは、本当に久しぶりに歌舞伎を観に行きました。 大阪・道頓堀の松竹座で上演中の團菊祭 …

さらば、愛おしい隣人のイタリア人~♪

さらば、愛おしい隣人のイタリア人~♪

3年間、隣人だったイタリア人のアントニオさんが母国へ帰国することになり、今夜、うちの近所のチャイニーズ・レストランで「送別会」がありました。 ふつうは送る側がホスト役になるのですが、「日本にいる間、お …

昨日、71歳になりました!

昨日、71歳になりました!

梅雨明けの昨日、71歳の誕生日を迎えました。 SNSで多くの方からのお祝いメッセージをいただき、ありがとうございました。 ひと昔前なら、70歳を超えれば、もう正真正銘のお年寄りでしたが、今やまだまだ若 …

プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。