武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

日記 雑学

久しぶりのお江戸一泊旅行

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2月28日、久しぶりにお江戸へ一泊旅行しました。

活動写真弁士の山崎バニラさんから、この日開催される『山崎バニラの活弁大絵巻 2026〜弁士25周年〜』にご招待いただいたからです。

ありがとうございます。

快晴とあって、東京へ向かう新幹線の車窓から目にした富士山が素晴らしかった!

日本一の秀麗な山を見られるのと見られないのとは気分的に大違いですからね。

東京へ到着後、まずは腹ごしらえのランチ。

JR新宿駅南口から徒歩5分の会場(こくみん共済coopホール/スペース・ゼロ)からほど近い田舎風の蕎麦屋へ入り、十割ソバの超太麺を注文しました。

こんな歯ごたえのあるソバとは……、びっくりしました!

ちょっと喉に通りにくかったけれど、鶏の唐揚げを平らげ、満腹になりました。

この日、関東はポカポカ陽気で、花粉がかなり飛散し、空気が澱んでいました。

ソバを食べている最中、目から涙がこぼれ出るわ、鼻水が出るわで、何年ぶりかで花粉症の発作が出て、難儀しました。

食後に即、ドラッグストアへ走り、薬を買い求めた次第。

そのあと、イベントを楽しみました。

これまで他の活動弁士との共演でバニラさんの活弁を聴いたことがありますが、単独では初めて!

彼女が手作りで作成した第1部の動画『活動写真ことはじめ』は12分の長さでうまくまとめられていました。

そのあと、小津安二郎監督の『大学は出たけれど』(1929年)とハロルド・ロイドの喜劇『ロイドの初恋』(1924年)の上映。

大正琴、ピアノ、カスタネットなどの楽器を演奏しながら、高音の可愛い独特な声で活動写真(初期のモノクロ無声映画)の解説を付けていく、その妙技に脱帽しました。

ホンマに多彩なお人でした。

ツーショットで写真を撮れなかったのが残念でしたが、すごく楽しかった!

お疲れさんでした。

ホテルにチェックイン後、築地へ足を伸ばし、晩ご飯にお寿司をいただきました。

「お江戸の台所」と呼ばれる中央市場が築地から豊洲へ移転したことによって、正直、寂れていましたが、所々、居残った寿司店が頑張って営業しているのを見て、うれしくなりました。

まだ昭和の佇まいが残っているのもたまりません。

マグロを売りにしている寿司店に入り、日本酒をチビチビやりながら、にぎり寿司を摘まみました。

本マグロのあまりの美味しさに、写真をほとんど撮れなかった!

しかも、肝心のマグロにぎりを……(涙)。

値段も妥当で、満足、満足。

普通ならバーへ立ち寄るのですが、花粉症のせいで体がだるく、そのままホテルへ直帰し、爆睡しました。

☆     ☆     ☆     ☆     ☆

2日目の3月1日も朝から青空が広がり、陽気そのもの。

ホテルで朝食を食べてから、お上りさん丸出しに浅草へ向かいました。

この日は、東京マラソンの開催日で、地下鉄「浅草」駅を上がったら、ちょうどランナーが疾駆する姿が目に飛び込んできました。

トップランナーはめちゃめちゃ速い!!

十数年ぶりに浅草寺をお参りしましたが、インバウンドの観光客でごった返しており、えらい疲れましたわ。

途端にお腹が減り、商店街の中にある「もんじゃ焼き」の店へ。

若い女性店員さんが鉄板の上で手際よく具材を調理していく様に見とれてしまった。

お見事!

「お焦げ」が意外と美味かった!

生ビールだけでは収まらず、ハイボールも追加し、ちょっと贅沢なランチになりました。

ええ塩梅でした。

このあと、賑やかすぎる浅草から逃れたくて、地下鉄を乗り継いで、東京大学の本郷キャンパスへ足を向けました。

日曜とあって、キャンパス内は人通りも少なく、閑散としており、非常に居心地が良かったです。

足は自然と、安田講堂の傍にある「三四郎池」へ。

上京したとき、ときどきここに来るんです。

時間が止まっているようで、何とも古色蒼然とした佇まいに心が癒やされますねぇ。

すっかりリフレッシュしてから、新幹線で帰阪。

缶ビールを空けた途端、睡魔に襲われ、新大阪まで爆睡しました(笑)

そんなわけで、思いのほか充実したお江戸一泊旅行と相成りました。

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。