ケルト人は、ヨーロッパの最西端に位置するイベリア半島を含む大西洋エリアで勃興したのではないか。
そんな学説が注目されています。
これまではドナウ川上流域の中央ヨーロッパが揺籃の地とされてきました。
それがまさかのまさか、ずっと西の方というのだから驚きます。
詳しく言うと、ポルトガルの南部アレンテージョ地方、アルガルヴェ地方を中心に青銅器時代(紀元前7世紀)の碑文がいくつも見つかったのです。
古代の地名から「タルテシアンの碑文」と呼ばれています。
フェニキア文字で書かれています。
その文面、ケルト語の可能性があるというのです。
ケルト人は独自の文字を持っていなかったので、海洋民族フェニキア人の文字を使ったとみられています。
遺伝子解析の結果からも、これらの地域でケルト人が広範に定住していたとの情報も得られています。
おーっ、定説を覆す~!!
「ケルト」をライフワークにしているぼくの心が揺さぶられないはずはありません。
とにかく「タルテシアンの碑文」とやらをこの目でしかと見てみたい。
現場主義を唱えるぼくには当然のことです。
ということで、21日からポルトガルに出発します。
首都リスボンから南部に向かい、日中の気温が軽く40度を超える乾燥地帯で取材を続けることになります。
帰りは、大西洋に浮かぶマデイラ島へ飛び、マデイラワインをしこたま飲んで、体を癒そうと思っています。
ポルトガルへは14年ぶり3度目。
本当に落ち着く国です。
食べ物が美味しいし~(^o^)v
財政危機に直面している現状を踏まえ、どう変わったのか、気になるところです。
あぁ、だんだんモチベーションが高まってきた。
イェーツ~!!