武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

お酒を飲みながら読むのにオススメする本(3)

投稿日:2011年1月28日 更新日:

【身も心も休まる本】
『水木サンの幸福論 妖怪漫画家の回想』 水木しげる
*日本経済新聞社 2004年
 
本(5)
今や注目の漫画家が、世界中の幸福な人、不幸な人を観察してきた体験から、ユニークな「幸福の七カ条」を伝授する。
「しないではいられないことをし続けなさい」
「好きの力を信じる」
「怠け者になりなさい」……。
えっと思う教訓もあるが、どれも納得させられ、読み終えると、心身の疲れが癒やされている。
そんな不思議なパワーを秘めた本だ。
極貧生活を送ってきたとはとても思えないほど、まろやかな筆致。
巻末に収録されている漫画『鬼太郎の誕生』の復刻版が嬉しい。
本書を読んだとき、あまりの心地良さに赤ワインのボトルを一本空けてしまった。

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プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。