武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

南インド・ケララ州紀行(2026年4月3日~13日) 日記

(8日目)南インド・ケララ州紀行

投稿日:

旅の8日目となった10日……、あと3日を残すのみとなりました。

ホンマに気ままな旅で、ヴァスコ・ダ・ガマ上陸地での絶叫以外は、これと言って予定を立てていなかったのです。

とはいえ、ケララ州と言えば、バックウォーター(水郷)が有名なので、その中心地のアレッピー(Alleppey)へ一気に南下しました。

鉄道を使いたかったのですが、列車の予約が取れず、やむなく長距離バスで。

コージコード(Kozhikode)からアレッピーまで6時間ほどかかります。

しかし途中、交通渋滞、道路工事、トイレ休憩、運転手+車掌のランチタイムなどで、何と2時間も遅れて到着しました。

ホンマ、乗客をほったらかしにしてランチタイムには参りましたわ(笑)

つまり、8時間も座席に座ったまま。

日本の高速バスとは違い、座り心地が今ひとつで、リクライニングなんてありまへん。

しかも外気温が40度近いのに、エアコンなし!

もっとも走行中は車窓からの風が気持ちええんですが、停車した途端、汗が吹き出します。

参った!
 
堪えた!

腰が痛かった!

正直、ぼくの年齢ではちょっと過酷でしたわ。

日本なら数分遅れたら、お詫びのアナウンスが入りますが、そんな言葉はどこへやら、車掌さん、完全に開き直ってはりました。

乗客の方も「まぁ、しゃあおまへんな」と誰も文句を言わず、諦め顔。

とにかく寛大さが必要です……。

それがインドなんですわ。

ぼくのランチは持参していたクラッカーと水だけでした。

午後3時前、空腹の状態でアレッピーに到着。

まずはバーでビールをグビリとやり、それから大衆食堂でチキンカレーをがっつき、その後、宿屋をゲット。

「Lake and Paddy Holiday home」というゲストハウスでした。

「Paddy」がアイリッシュネームで、ウイスキーの銘柄にもなっているから。

実にわかりやすい。

別にアイルランド人が経営しているわけではなかったです(笑)

   ☆    ☆    ☆    ☆

アレッピーは「インドのベニス」と呼ばれており、湖と運河で町が形成されています。

運河や湖畔には観光のボートや遊覧船がびっしり繋留されていました。

翌日はここからボートで8時間かけて運河をゆっくり南へ航行し、コーラム(Kollam)という町に到着するツアーを考えていたんですが、予約をしに行くと、シーズンでないらしく、運行していませんでした。

ガックリ。

仕方なくボートで小一時間、ベンバナード湖を遊覧しました。

客はぼくだけ、完全に貸し切り!!

ボートは運河から湖へ、そして湖面をゆるり、ゆるりと航行。

宿泊できる大型のハウスボートがこれまたゆったりと、ゆったりと近づいてきます。

何だか桃源郷にいるような、マハラジャになったような気分になり、バスの移動の疲れがいっぺんに吹き飛びました!!

操舵するおじさんが時折、あれこれと解説してくれるんですが、マラヤーラム語なので、ちんぷんかんぷん。

「わかりまへ〜ん」とジェスチャーで示すと、子供に諭すようゆっくり、ゆっくり喋ってくれはりました。

それでも、わかるわけありませんがな〜(笑)

この遊覧、700ルピー(約1200円)、安かった!!

ともあれ、完全にリフレッシュできて、よかった、よかった〜。

-南インド・ケララ州紀行(2026年4月3日~13日), , 日記

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。