きょうから3月です。もう春ですよね~♪
バルト3国のレポートを書きます。
フェスティバルを楽しんだラトヴィアの古都(といっても田舎の町ですが)ツェースィスから列車でエストニアへ入り、終着駅のヴァルガで下車しました。国境の町です。
町の北半分がエストニア、南半分がラトヴィア。真っ二つに分断されています。でもいまは国境検問所なんてなく、自由に行き来ができます。
そんなヴァルガの町からバスでエストニア第2の都市タルトゥへ向かおうとしたのですが、ラトヴィアのお金(ラッツ)しかなかったので、窓口で切符を買えなかったのです。エストニアの通貨はクローンです。
この日は日曜日。銀行が開いていません。困った、困った……!!
受付のおばさんに相談すると、ラトヴィアの方に行ったら大きなスーパーがあるので、そこで両替してもらえるかもとアドバイスを受けました。
さっそく眼に見えない国境を越え、ラトヴィアへ足を入れ、スーパーの店員に両替してほしいと告げたら、きょうは日曜日だから無理と言われ……。ガックリ!
どうしようかと浮かぬ顔をしていたら、サイクリングをしている男性グループから「表のキャッシング・マシーンで両替できるよ。クレジット・カードを持っているんでしょ?」と声をかけられた。彼らはエストニア人でした。
ありがたい。そういう手があったのだ。
難なく両替でき、バスで1時間45分揺られて、タルトゥに到着。
1632年に創設されたタルトゥ大学が町の真んなかにあり、文化的な雰囲気が充満しているひじょうに落ち着いた町です。
エマユギ川がゆったりと流れ、ラエコヤ広場には観光客が集い、西のトーメの丘には大聖堂跡や旧天文台などがあり、町全体が公園のようなたたずまい。
アイルランドで生まれ、イギリスで文学的才能を発揮したオスカー・ワイルドの銅像(左側)があったのには驚きました。
タルトゥに来たことがあるのでしょうね。
街中が閑散としていました。活気がまったく感じられない。日曜日だからかな。
大学のカフェで夕食をとりました。牛肉の煮込みがすごく美味だった。
そこで見かけたエストニア人の女の子が妖精のように可愛かった~♪
おっとりした空気がエストニアに漂っていました。
バルト3国レポート(15)~
投稿日:2010年3月1日 更新日:
執筆者:admin