きのう、バンクーバー五輪の女子フィギュアで、浅田真央ちゃんがちょっぴり悔し涙の銀メダルを獲得したのをテレビでしかと眼にしたとき、定形外の郵便物が届きました。
封を開けると、ひじょうに分厚い書物。
『大系 黒澤明 第3巻』
A5版、750ページ。本体5000円。発行所は講談社。発効日は2010年2月26日。寄贈本です。
今年の3月23日が黒澤監督の生誕100年に当たります。
その記念に、監督や関係者の著述、発言をすべて網羅するという企画が講談社で立てられ、『大系 黒澤明』全4巻として出すことになりました。
すでに第1巻『黒澤明の形成』(1924~51年)と第2巻『世界のクロサワと挫折』(1952~73年)は刊行されています。
この第3巻(1973~98年)は『黒澤明の復活』という内容です。
ぼくが読売新聞大阪本社の文化部記者だった1994年12月15日、東京・世田谷の黒澤監督のご自宅でインタビューしたときの全発言を載せています。本書の638~643ページ。
このときの様子は、ブログ(2009年2月22日)で紹介しました。
ぼくの人生に大きな影響を与えた黒澤監督と直接、お話ができ、ほんとうに忘れられない思い出になっています。
このインタビュー原稿自体は、4年後、映画研究の同人誌『FB』12号(1998年)に掲載されたものです。
黒澤さんの集大成ともいえる貴重な書物に、ほんの少しですが、ぼくの拙稿が載っていることをすごく光栄に思っています。
『大系 黒澤明 第3巻』(講談社)に拙稿が載っています~
投稿日:2010年2月27日 更新日:
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