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ごんぼ色の残照 大阪龍造寺町物語・高校生編
著者:東龍造 |
《小学生編》から7年後の昭和46(1971)年、高校2年生になった主人公の生きざまを描いています。つまり続編です。前年の大阪万博(EXPO’70)でピークを迎えた高度経済成長が一段落する中で、高揚した学生運動の挫折から、「三無主義(無気力、無関心、無責任)」が蔓延し、世界を席巻したビートルズが正式解散した年です。
学生運動もビートルズも、その最盛期に関わることができず、「遅れた世代」という自覚を持つ多感な主人公が、バンドやクラブ(陸上競技部)活動、近くの女子高生との恋愛などを通じて、仲良し4人組と青春を謳歌します。ところが何をやっても挫折ばかり。悩み、逡巡する日々……。
クライマックスは、御堂筋でヘルメット学生と機動隊がぶつかり合った10・21国際反戦デー。主人公は何を想い、どうアクションを起こすのか。誰もが経験する思春期の心模様を鮮やかにあぶり出していきます。
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