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ごんぼ色の残照 大阪龍造寺町物語・小学生編
著者:東龍造 |
東龍造のペンネームで編んだ小説の第3弾。生まれ育った大阪市東区(現在の中央区)龍造寺町を舞台にした、ぼくの分身ともいえる少年の物語です。この町は、大阪市内のほぼ真ん中、上町台地の北側に位置しており、戦時中の空襲にほとんど遭わず、今なおひと昔前の家並みを残しています。幼少期の思い出がいっぱい詰まったところで、筆名はそこから来ています。
時代は昭和39(1964)年。前の東京五輪が開催され、高度経済成長が加速したことで日本が戦後の空気を完全に払拭し、社会と街の様相が大きく変貌した時期です。そんな中、時代に取り残されたような龍造寺町で、日々、忍者ごっこや銀玉鉄砲などで遊び呆ける“ガキ大将”の小学4年生の主人公が、家出した親友との別れ、初恋と失恋、級友との死別……などさまざまな経験を積みます。
あのころの「昭和」と「大阪」を甦らせており、ノスタルジックな作風になっています。なお、「ごんぼ」は、関西弁で「ごぼう」のこと。「ごんぼ色」は正式な色名ではありませんが、「少し赤みがかった薄茶色」です。
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