武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

ニース&コルシカ島紀行(2018年9月2日~14日)

ニース&コルシカ島紀行(13)9月12日~マティスとシャガールの美術館

投稿日:

昨夜、コルシカ島のバスティアから約5時間半、フェリーに乗ってニースに戻ってきました。

やはりこちらは都会ですね。

今日が旅の実質的な最終日。

飛行機のフライトまで時間があるので、山手のアンリ・マティス美術館を訪れました。

ちょうど1週間前、マルク・シャガール美術館にも足を運んでいます。

20世紀を代表する両巨匠。

ともにぼくの大好きな画家です。

2人はニース近郊の村で創作活動に励み、マティス(1869~1954)はニース市内で、シャガール(1887~1985)は近くの村で生を全うしました。

それを顕彰してこの地に美術館が建てられたわけです。

文化をとことん尊重する姿勢はフランスならではですね。

マティス美術館では、特別展『マティス&ピカソ』が開催中でした~(^_-)-☆

めちゃラッキー!!

こんな展示会が日本で開かれたら、大騒ぎになります(笑)

1918年にも同じ企画展が催されていたようです。

アトリエのマティス

奇才、ピカソ

よく似たオブジェとモデルをマティス、ピカソ(1881~1973年)が描けばどう表現されるか、その対比をよくわかりやすく展示されており、非常に興味深く鑑賞できました。

右がマティス、左がピカソ

これはマティス

こちらはピカソ

ほかにもこんな作品が……。

マティス

ピカソ

ピカソ(1)

ピカソ(2)

マティス

ピカソ

マティスの自画像

シャガール美術館の方は、聖書のメッセージを題材にした作品が展示されていました。

夢想なる世界に浸れ、大満足!

2人して、南フランスの光と景色に魅せられたんですね。

確かに惹かれるのがよくわかります。

2つの美術館を見ることができ、旅の目的をすべて果たせました。

エルバ島行き以外は~( ;∀;)(笑)

今回ほど楽チンで、のんびりできた旅はなかったです。

「えらいこっちゃ~!」も1、2回だけで済み、今のところ順調です。

さぁ、これからニース空港へ向かいます。

エミレーツ航空でドバイへ飛び、はて日本の到着地はどこになるのやら?

楽しみです~(笑)

-ニース&コルシカ島紀行(2018年9月2日~14日)

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プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。