武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

ニース&コルシカ島紀行(2018年9月2日~14日)

ニース&コルシカ島紀行(14)9月12日~最後の最後にえらいこっちゃ!!

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12日夕方、南仏ニース空港からエミレーツ航空でドバイへ飛び立ち、翌13日夕方には関空以外の日本の空港に降り立つ予定でした。

台風21号で被害に遭った関西国際空港がまだ復旧しておらず、帰国便がどうなるのか心配していましたが、旅を続けている間、そのことがすっかり忘却の彼方へ……。

なんと能天気な~(^^;)

それに、ぼくは楽観的な性格でして、空港にいけば、なんとかなるやろと思っていたました。

ところが、なんとかならなかった~❗(笑)

以下、ニース空港のターミナル2にあるエミレーツ航空のカウンターでのフランス人女性スタッフとのやり取り。

ジュリエットという名だったので、Jさんと記します。

パッと見がジュディ・オングに似ている女性でした。

Jさん「KIX(関空)がダメ。ドバイから飛行機が飛びませんねん」

私「知ってますがな。成田かどこか日本に飛ぶ便をお願いします。日本に帰りたい~」

Jさん、しばしコンピューターとにらめっこ。

Jさん「成田に行けますよ❗  ただし、ずっと満席状態でして、26日なら🆗です」

私「26日! とうことはあと2週間後ですか??」

Jさん「そういうことになりますね。それまでニースでのんびりしはったらどないですか」

私「そらアカン。そんなヒマ人とちゃいまっせ。仕事がどっさりありますねん。どうしても今日か明日の便で帰りたい❗  別の飛行機会社に当たってくださいよ!!」

Jさん「うーん、ちょっと待ってください」

再度、コンピューターとにらめっこ。

Jさん「エールフランス……、アカン。英国航空……、アカン。ルフトハンザ……、アカン。フィンエア……、これいけそう❗」

私「よかった、よかった❗」

喜んだのもつかの間、「アカンかった……」

私「ほんま、何とかしてよ❗ 日本に戻りたい!!!」

Jさん「ウララ、ウララ、ウララ~」

山本リンダのオンパレード……。

フランス人はパニくると、みな山本リンダになりはります。

Jさん「見つけました❗ トルコ航空。これならいけますわ。今日の夕方の便でいけるかも。トルコ航空のスタッフに言うといてあげるさかい、早うカウンターに行ってください」

私「トレビアン! メルシー、サンキュー、ダンケ、おおきに❗」

すぐさまシャトルバスに乗り、ターミナル1のトルコ航空のカウンターへ。

同社のスタッフに事情を言うと、「ちゃんとエミレーツ航空さんから伺ってます。ただし、明日になります」

まぁ、しゃあないです~😅

飛んでイスタンブール~🎵🎵もええか(笑)

すぐに航空券を発券してもらい、バスでニースの町へUターン。

ホテルはどこも満室でしたが、何とか駅前の安ホテルが空いてました。

部屋は最上階の5階、エレベーターなし~😭

えっちらおっちら重い荷物を持ち上げ、部屋に入ると、クーラーではなく、扇風機が待ってました(笑)

やれやれ。

ということで、明日(13日)夕方のトルコ航空でニースを発ち、イスタンブール経由で14日夜、成田着になります。

つまりニースにもう1泊することになりました~✴

ここで4泊するとは……😅

よほどご縁があるんですね。

それにしても1日だけの待機ですみ、ラッキーでした~(^_-)-☆

-ニース&コルシカ島紀行(2018年9月2日~14日)

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。