武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

ニース&コルシカ島紀行(2018年9月2日~14日)

ニース&コルシカ島紀行(8)9月8日~コルシカ鉄道でバスティアへ

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山岳地帯を走るコルシカ鉄道にはぜひとも乗りたいと思うてました。

現在、フランス国鉄の管理下にあります。

今朝、非常に居心地の悪かった(笑)アジャクシオのホテルをチェックアウト後、鉄道駅へ向かい、次の目的地バスティアまでのチケットを購入しました。

アジャクシオ駅

バスティアは島の北東部にある第2の「都市」です。

駅構内にあるカフェで、カフェオーレとクロワッサンの朝食を取っていると、停車している列車(2両編成のディーゼル車)に乗客がぞくぞくと乗り込んでいきます。

発車時間は午前8時12分のはず。

「あれっ、何で急いではるんやろ? まだまだゆとりがあるのに。イラチな人ばっかりや~」

別段、気にも留めず、悠然とクロワッサンを頬張っていたら、店から誰も人がいなくなった~❗❗

えっ、えっ~?

壁面に貼られた時刻表を見ると……。

そや、今日は土曜日やった~❗❗

なんと発車時間が7時43分でした!!

平日と土、日では列車の運行時間が異なる、その当たり前のことを忘れていました。

というか、曜日の感覚がなくなっていた~😓

時計を見ると、まさに発車時間~❗❗

ガーン~😱😱

この列車を乗り過ごすと、昼頃まで待たなあきません。

反射的にカフェオーレでクロワッサンを飲み込み、荷物を引っ張り、ダッシュ~🏃💨💨💨

列車が今まさに動き出そうとしたとき、何とか飛び乗れました。

やれやれ~(^^;)

なんでもダメ元で行動に移さなあきまへんな~(笑)

コルシカ鉄道の列車は先日、ニースから乗ったプロヴァンス鉄道の車両とよく似ており、車内はいたってキレイです。

こちらはフランス国内唯一の狭軌鉄道。

だから横揺れがあります(笑)

列車はゆるりゆるりと傾斜を上っていき、いつしか山の世界に入っていました。

典型的な山岳鉄道です。

コルシカが「山の島」であるのを実感できます。

途中の駅はほとんど無人駅でした。

そんなこんなで、「えらいこっちゃ~!」のあと、3時間半の快適な列車の旅と相成りました。

-ニース&コルシカ島紀行(2018年9月2日~14日)

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プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。