武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

ニース&コルシカ島紀行(2018年9月2日~14日)

ニース&コルシカ島(12)9月11日~さらば、コルシカ!

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アジャクシオに3泊、バスティアに3泊~とコルシカ島で計6泊しました。

つまり1週間、滞在したことになります。

その間、ずっと快晴でした~☀

最高気温が29度で、湿気がなく、地中海から涼風がそよいできます。

これぞ快適そのものの天気~😁

何と年間の晴天日が340日もあるそうです❗❗

びっくりポン~👀

今日、フェリーに乗ってニースに戻りますが、それまで時間があったので、町の本屋さんを覗きました。

そこでたまたまコルシカの生活・風習に書かれた英語の本を見つけ、しばし立ち読み~(笑)。

その中の1章に、ぼくの疑問を氷解させる内容が記されていました。

疑問とは、コルシカ人がフランス本土の人から偏見、差別を受けてきた理由です。

単に「辺境の民」というだけでは説明がつかないと思っていたからです。

本の内容を要約するとーー。

18~19世紀、山間部に少なからず「山賊」がいたらしいのです。

普段は猟師なんですが、裕福な人やフランス人に対して、時々、略奪行為を働いていたとか。

なので、地元コルシカ人には「義賊」に思えたかもしれませんね(笑)。

彼らは極めてアナーキーな存在で、住居を点々とし、官憲の手から逃れていたそうです。

その上、フランスやイタリアの犯罪者が山深いコルシカ島へ逃げて隠れ、一部は彼らに同化していったとも。

戦後は取り締まりが厳しくなり、「山賊」は姿を消したそうです。

それと、シチリアと同様、血縁関係が極めて強く、一族の者が殺傷されると、警察の手を借りず、「ファミリー」で必ず報復するそうです。

それを遂行しないと、一族から絶縁される~❗

この風習も長らく存続していたようですが、現在では違法と認定され、公的にはなくなったそうです。

はて実態はいかに?

銃の所有率がフランスで一番高いのもそういうことが影響しているのでしょうかね。

確かに町中で銃砲店を見かけました。

おそらくハンティング用と思われますが、アメリカのようにすぐに銃を入手できるのはちと怖い~😱

バスティアの銃砲店

これも狩猟用??

かといって、犯罪率は本土よりも低いと説明されています。

さらに拍車をかけたのが、1970年代の反仏独立闘争における過激分子のテロ活動。

今や独立の動きは沈静化してきたとはいえ、反仏感情が払拭されたわけではありません。

こうしたマイナスのイメージ」が増幅され、フランス人にはコルシカ島が「怖い島」「因習の強い島」「血の気の多い人が住む島」「ややこしい島」と思われ、偏見、差別へとつながっていった~と締めくくられていました。

観光客の我が身にすれば、天候と治安がよく、いたって居心地の良いところです~😁

それに食べ物がどれも美味く、愛想のいい人が多い。

ほんま、すっかり気に入りましたわ~💕

そんなコルシカ島もそろそろバカンスシーズンの終焉です。

7、8月の最盛期には、連夜、満席になっていたであろう港沿いのレストランが昨夜は3割ほどの入り。

路地裏のカフェ、バーには閑古鳥が鳴いている店がちらほら。

何だか祭りのあとの寂しさのような~😅

今度は冬場に来てみたいな~。

さぁ、ニース行きのフェリーに乗り込みます。

-ニース&コルシカ島紀行(2018年9月2日~14日)

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。