武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

ニース&コルシカ島紀行(2018年9月2日~14日)

ニース&コルシカ島紀行(3)9月4日~コート・ダジュールを避け、町中の公園へ

投稿日:2018年9月16日 更新日:

ニースといえば、「コート・ダジュール(紺碧の海岸)」を象徴するビーチで知られていますね。

「フレンチ・リヴィエラ」とも呼ばれています。

こちらに来て、まだ地中海を目にしていなかったので(笑)、プロヴァンス鉄道でのエクスカーションのあと、街の南側にあるビーチに足を運びました。

そこには絵に描いたようなバカンス光景が広がっていた~!(^^)!

ここは砂浜ではなく、小石の海岸です。

裸足では熱くて歩けません。

海水は結構、透明度が高いんですが、何せ冷たい~😓

泳いでいる人はあんまりいませんね。

延々、5キロにも及ぶ「プロムナード・デザングレ(イングランド人の海岸通り)」は華やいでました。

まだ当分、バカンス・シーズンが続きそう。

かつて海に浮かぶ巨大なカジノがビーチの中央にあり、それがニースのランドマークだったそうです。

1944年、火事で全焼…………。

火災で全焼したときの写真

案の定と言いますか、中国人の団体さんが目に付きますな~。

ぼくは正直、人がぎょうさん詰めかけるリゾート地・観光地はどうも苦手です。

好きではありません。

早々に退散し、住宅街の公園へ「避難」しました。

そこでは、年配者がペタング(鉄球転がしゲーム)に興じたり、子どもたちがメリーゴーランドを楽しんだり、ご老人が談笑したり~。

アメリカの偉大なジャズマン、ルイ・アームストロングとライオネル・ハンプトンの胸像があったのにはびっくり。

「マイルス・デイヴィス通り」「ディジー・ガレスピー通り」という表示もありました。

彼らはみなニースに演奏しに来たことがあったのかな?

確かにアメリカではジャズが衰退し、フランスに流れて行ったジャズマンが少なくありません。

フランス人はジャズが好きなんだ!

何とも長閑な公園の情景を眺めながら、フランス産のビール、クローネンベルクを口にしていましたが、このビール、現在、デンマークのカールスバーグ社の傘下に入っていることを知り、ちょっとショックを覚えました(笑)。

-ニース&コルシカ島紀行(2018年9月2日~14日)

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。