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8月 29

(9)フランス南西部紀行~オルレアン

ロワール川を上流に向かっていくと、オルレアンの町があります。

 

そこは、言わずと知れた「ジャンヌ・ダルクの町」として知られています。

 

1429年、英仏間の百年戦争の最中、イングランド軍に包囲されていたオルレアンを解放し、それに乗じてイングランド勢力をフランスから駆逐しようとした17歳の乙女です。

 

イングランド支配下のルーアンで捕えられたジャンヌは宗教裁判にかけられ、火あぶりの刑に処せられました。

 

このフランス最大のヒロインは今や聖人に叙せられています。

 

そのゆかりの町オルレアンへ、ラ・ロシェルから鉄道を2回乗り継いでやって来ました。

 

天気が悪いです。

 

今回の旅では初めて。

 

あの地中海の陽光が懐かしい……。

 

ジャンヌの騎馬像が町のシンボルです。

 

 

彼女がしばらく滞在した家が「ジャンヌ・ダルクの家」という博物館になっていました。

 

威風堂々と建つサント・クロワ大聖堂も絵になります。

 

ちょっと話がそれますが、今回の旅で気になったのが、イギリスの国旗「ユニオン・ジャック」をあしらったカバン、バッグ、財布、Tシャツなどを持つ(着る)フランス人をよく見かけたことです。

 

 

ジャンヌ・ダルクのころからライバル同士、いや敵対関係にあったのに、それがファッションのデザインとして採り入れられている。

 

そのことを、旅の最初に出会ったリュネルの観光案内所のスタッフ、ローラさんにFacebookで聞いたら、「何でなんでしょうね?」と。

 

理由はともあれ、面白い現象だと思います。

 

オルレアンの考古学博物館には、思った通り、「ケルト」の遺産が展示されていました。

 

イノシシ、ブタ、シカ……。

 

 

古代ケルト人(ガリア人)がエネルギーと繁殖の象徴として崇めた動物たちの像の数々。

 

ハンガリーやチェコでも同じようなものを見ました。

 

これでもって、「ケルト」関連の取材は終了です。

 

思いのほか、「ケルト」と対峙することができ、安堵しました。

 

夜半、大雨になり、雨宿りのために駆け込んだレストランが、何とカンボジア料理店でした。

 

フランスには、かつてのインドシナ植民地ベトナム、カンボジア、ラオスの料理店があちことにあります。

 

ぼくはまだカンボジア料理を食したことがなく、うれしかったです。

 

口にしたのが、パイナップルの「容器」に入れた酢豚風の料理でした。

 

具は豚肉ならぬ、カモ肉でしたが、ロワールのさっぱりした白ワインによく合いました。

 

さぁ、明日はパリ。

 

そろそろ旅も終わりやなぁ……。

 

ふと、寂しくなりました。

 

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