彼岸の中日。
今年の春分の日は、風は冷たいけれど、好天に恵まれました。
午前中、生駒にあるお墓にお参りし、その帰り、難波の高島屋で開かれている『シャガール展』(きょうが最終日)を観てきました。
鶏、ヤギ、新婚カップル、イエス・キリスト……、いろんなモノ(人)が宙を舞っています。
学生時代、この独創的な世界に魅せられ、以降、折に触れてシャガールに接してきました。
溢れんばかりのイマジネーションには、嫉妬心すら芽生えます。
上の絵は、93歳のときの作品。
題名は『画家の夢』。
信じられませんね、この旺盛な創作力!!!
シャガールはユダヤ人でしたが、他の宗教、民族にも穏やかな眼差しを注ぎ、「人類みな兄弟」を表現したのがこの作品です。
夢、夢、夢。
だれが見てもファンタジックな空間に圧倒されますが、彼が描こうとしていたのは、夢ではなく、生命そのものだったんです。
そのことが、きょう作品の数々と対峙して、初めてわかりました。
ますますシャガールが好きになりました(^o^)v
あゝ、シャガール……。
投稿日:2012年3月20日 更新日:
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