武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

日記

90歳の母との別れ……

投稿日:2017年7月5日 更新日:

母親(武部多賀子)が4日朝方、入院先の岡山の病院で永眠しました。

享年、90。大往生でした。

 

大阪・玉造の小さな印刷屋の「お嬢さん」として生まれた生粋の浪花っ子。

母の父親(祖父)が経営するその印刷屋で丁稚奉公していた、上六(上本町六丁目)生まれの亡き父親と見合い結婚しました。

人柄は、頑固な職人気質のオヤジさんとは全く対照的。

おおらか、楽天的、おっとり、能天気、ええ加減、ずぼら、わがまま、怖がり、忍耐強くない、喋り、ゲラ、お調子者、明朗、ええカッコしい、放任主義、世間知らず、八方美人、メロドラマ大好き、そしてミーハー(嵐の松潤の大ファン!)……。

そんな母親がぼくは大好きでした!!

 

遺伝子のいくつかが確実に受け継がれていますしね~(笑)

高校時代、友達を家に連れて来ると、母親はきまってお好み焼きを大振る舞い。

 

「めちゃめちゃ美味い!」と友達からおだてられ、それを真に受けて、「いつかお好み焼き屋のおばちゃんになる」と本気で言ってましたが、その夢叶わず。

晩年は兄夫婦が暮らす岡山に転居。

 

たまに会いに行くと、大好物のバッテラと鉄火巻きを摘まみながら、「何でもええから大阪のこと喋って」とせがまれました。

 

大阪が恋しくてたまらんかったんでしょうね。

ぼくが弱音を吐いたり、悩んでいたりすると、「そんなん別にどうでもええやん」が口癖。

 

ほんま、無責任な親でしたわ~(笑)

実に穏やかな死に顔でした。

 

卓抜した化粧の技で、びっくりするほど若返り、べっぴんさんに変身してはりました。

88歳の誕生日に撮影した遺影とは別人でした(笑)

 

若い時の写真も出てきました(撮影時期と場所は不明??)。

 

基本、オシャレな人でした。

なので、戒名は「多幸装美大姉」と命名されました。

通夜、告別式を終えた今、この言葉しか出てきませんわ。

「お母ちゃん、ほんまにおおきに、ありがとさんでした~!!!   お父ちゃんとあちらの世界でお幸せに~!!」

-日記

執筆者:


  1. 奥田幸治郎 より:

    武部様 お母様を亡くされたと知りました。お悔やみを申し上げます。写真でのお母様とやはりよく似てるのにきずきました。奥田幸治郎

    • admin より:

      奥田さま ありがとうございます。何ともざっくばらんな母親でしたが、本当に人のいい女性でした。もっと親孝行しとけばよかったと反省しきりです。

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プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。