武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

先輩の新著『軍靴とタカラヅカ~鳴り続けたアメリカ生まれのピアノ』

投稿日:2011年7月15日 更新日:

DVC00003
京の祇園祭が始まり、いよいよ夏本番ですね。
今夜は昔の記者仲間と鴨川の床で一献を傾けます。
京都新聞のTさんとは29年ぶりの再会となり、今からうきうきしています。
さて、読売時代の先輩、松本順司さんから1冊の本が贈られてきました。
『軍靴とタカラヅカ~鳴り続けたアメリカ生まれのピアノ』(新風書房、定価=本体1500円+税)。
「第二次世界大戦中、タカラヅカの住宅街の一角で、定期的にアメリカ生まれのグランドピアノによるサロンコンサートが開かれていた。ある日、憲兵に踏み込まれた」
本の帯にはこんな文章が記されています。
西洋音楽を聴く、ピアノを弾くなど“非国民”だと罵倒され、強制連行されても文句の言えない時代。
しかし兵庫県の宝塚には、歌劇によって育まれた音楽と芸術を愛する環境があったそうです。
本著は、ピアニストを夢見るひとりの少年の生きざまにそういう時代の空気を投影させた物語です。
松本さんは10年がかりでこつこつと取材を重ね、ドキュメンタリー小説の形で世に発表しはりました。
ぼくより9歳上。
新聞社を定年退職されてから、歴史の陰に埋もれた人物を中心に小説を書き綴ってはります。
「今回は出版化するのに苦労しました。震災の影響でインクや紙が乏しくなり、出版社が渋って……。でも書きたいテーマはまだまだいっぱいあります。頑張りますわ」
電話でお礼を言うと、受話器の向こうから元気な声が聞こえてきました。
何だかうれしくなりました。
執筆活動に対してすごく燃えてはるのがわかったから。
大いに刺激になりました。
さっそくページを繰ろうと思うています。

-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

『ほろ酔い「シネマ・カクテル」』、産経新聞に大きく掲載されました!

『ほろ酔い「シネマ・カクテル」』、産経新聞に大きく掲載されました!

昨日(12日)の産経新聞夕刊にドカーンと出ました 拙著『「ほろ酔い」シネマ・カクテル~銀幕を彩るグラスの美酒たち』(たる出版)の紹介記事です。 酷暑の9月3日、拙宅で取材を受け、3か月後の年末に載ると …

8月3日(土)、新刊『ほろ酔い「シネマ・カクテル」』の先行発売の発刊記念イベント

8月3日(土)、新刊『ほろ酔い「シネマ・カクテル」』の先行発売の発刊記念イベント

ちょっと告知です。 新刊『ほろ酔い「シネマ・カクテル」』(たる出版)の発行が諸事情で大幅にずれ込み、9月1日になりました。 But、ぼくの盟友、隆祥館書店(大阪・谷町六丁目)の二村知子さんのご厚意で、 …

新刊『ウイスキー アンド シネマ 2 心も酔わせる名優たち』(淡交社)の打ち上げ&忘年会~(^_-)-☆

新刊『ウイスキー アンド シネマ 2 心も酔わせる名優たち』(淡交社)の打ち上げ&忘年会~(^_-)-☆

昨夜(8日)は、最新刊『ウイスキー アンド シネマ 2 心も酔わせる名優たち』(淡交社)の編集者、デザイナー(装丁)、イラストレーター、そして著者(ぼく)が一同に会しての「打ち上げ&忘年会」 …

毎日新聞にドカーンと載りました~♪♪

毎日新聞にドカーンと載りました~♪♪

今日の毎日新聞n朝刊、カラーの顔写真付きで、新著『ウイスキー アンド シネマ』(淡交社)の紹介記事が掲載されました。   まさかこんな風に載るとは思わなかったので、びっくりです! &nbsp …

8月末、2冊同時刊行される小説『ごんぼ色の残照 大阪龍造寺町物語』の小学生編と高校生編の装幀が完成!

8月末、2冊同時刊行される小説『ごんぼ色の残照 大阪龍造寺町物語』の小学生編と高校生編の装幀が完成!

東(ひがし)龍造のペンネームで編んだ新刊小説の装幀ができました! 8月末、幻戯書房から2冊同時刊行なので、小説では『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』、『おたやんのつぶやき 法善寺と …

プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。