武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

お酒を飲みながら読むのにオススメする本(12)止

投稿日:2011年2月8日 更新日:

昨晩、3年前に関西大学を卒業した元JP1期生のN君と梅田の寿司屋さんで一献傾けました。
N君は学生時代、馬術部に入り、馬に計り知れない愛情を注いだ青年です。
今、百貨店業界で働いているんですが、将来のことで心が揺れ動いていました。
目標に向けて何ができるのかを焦らずに探ってください。
そして「今がチャンス!」と思ったときは考えすぎず、即、行動に移せばいいと思います。
きっと活路が開けますよ。
お互い、トラ党。
こんどは甲子園で会えたらいいね(^o^)v
さて、オススメ本です。
きょうで最後です。
【お酒が愛おしくなる本】
『わが酒の讃歌(うた)』 コリン・ウィルソン 
*徳間書店(第2刷) 1975年
本(14)
博覧強記な才能を生かし、膨大な小説、評論を著した英国人の思想家である著者がワイン、ビール、スピリッツの起源、歴史、魅力を生産地ごとに深く掘り下げている。
文学や音楽へと話が広がり、酒文化を網羅するような勢い。
とりわけワインに対する思い入れが強い。
初版が1974年。
日本では翌年、愛酒家の詩人、田村隆一による完訳で刊行されたが、今や絶版。
データとしては古いけれど、酒の本質に迫ろうとする姿勢に気圧され、ついグラスに手を伸ばしてしまう。
「人間は根本的に、ホモ・ピネンス――ワインを造る動物であると」
この締めが最高!

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。