大阪生まれの作家って、個性豊かでおもしろい人が多いですね。
22年前、58歳で他界された開高健さんもそのひとりです。
生きてはったら、80歳。
マルチ人間と言ったら失礼かもしれないけれど、小説家、コピーライター、ノンフィクション・ライター、ジャーナリスト、そして釣り師といろんな顔を持ってはりました。
めちゃめちゃ好奇心が旺盛なんでしょうね。
気になることは何でも首を突っ込む。
大阪弁で言うところの、いっちょかみです。
しかし首を突っ込んだからには、とことん極める。
その姿勢はやっぱり凄いと思います。
寿屋(現サントリー)時代の雑誌『洋酒天国』に書かれていた洒脱なエッセーがいいですね。
都会人の洗練さがありました。
朝日新聞の特派員としてベトナム戦争の戦場へルポしに行きはったときは、ちょっと無理してはるな~と思っていましたが……。
そんな開高さんをしのぶ展示会『開高健展』がきょうから、大阪・難波のなんばパークス・パークスホールで始まりました(20日まで)。
出身大学である大阪市立大学の創立130周年記念イベント。
会場には市大をはじめ、旧制天王寺中学校、旧制大阪高校の関係者、そして釣り仲間とおぼしきご高齢の人たちがいっぱい来てはりました。
展示の数々を目にし、もっとアクティブに生きたいなぁと大いに刺激を受けた次第です。
いっちょかみで、何でものめり込んだ開高健さん
投稿日:2011年2月11日 更新日:
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