武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

日記

サッカーW杯にみるナショナリズム(?)~

投稿日:2010年6月20日 更新日:

日本サポーター
きのうテレビに釘づけになっていた人が多いでしょうね。
サッカーW杯の日本とオランダ戦。
優勝候補と目されているオランダ相手に、よくぞ1点で守り抜きました。
善戦だとぼくは思っています。
ブ~~ブ~~。すっかり耳になじんだブブゼラの音がスタジアムを包み込み、そんな中、日の丸の鉢巻をしめた日本人サポーターと、オレンジ一色のオランダ人サポーターが熱心に応援していました。
それぞれが国の代表者みたいな気になって、国旗が振りかざされています。
国と国とのぶつかり合い。
そこにナショナリズム(民族主義)の陰がちらほらと……。
ふだんはそんなことを意識していないであろう人たちが、日本チームの試合になるや、にわかに国家を背負う……。
なにもサッカーW杯だけの話ではありません。
オリンピックでもバレーボールでも、プロ野球のWBC(ワールドベースボールクラシック)でもそうです。
もちろん日本人だけではありません。
出場国の国民が自分の国に声援を送る、そんなごく当たり前のことなのですが、時として不気味に映るときがあります。
でもよくよく考えれば、プロ野球の阪神戦では、タイガースファンは、言わばみな原理主義になって応援していますよね。ぼくもそうです(笑)。
相手チームの選手がファインプレーしてもブーイングしたりして……。
純粋に日本のために応援している人、遊び感覚で応援している人、ストレス発散のために応援している人、好きな選手を応援している人……。
スタンドにはいろんな人がいてはります。
だからそう気にしなくてもいいかもしれませんね。
それでも日の丸がこれ見よがしにはためいている光景を眼にすると、ぼくはやはり違和感を覚えてしまうのです。
そういう世代なのでしょうか……。

-日記

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。