「なにわのよっさん」――。
そんな異名を取るFM大阪の元名物アナウンサー、吉川智明さんが黄泉の客人になられ、昨日、大阪市天王寺区の寺院で営まれた告別式に参列してきました。
享年、78。

かれこれ30数年前、ぼくが古巣新聞社の文化部記者時代に、FM大阪の広報部長だった吉川さんとご縁ができました。
初対面なのに、クラシック音楽のことばかり話すけったいな人やな〜というのが第一印象でした(笑)。
大阪大好きの浪花っ子同士とあって波長が合い、ぼくが新聞社を辞めてからも時々、連絡を取り合っていました。
FM大阪の深夜番組『なにわのルネサンスおとなの文化村』でプロデューサーを務め、定年退職後はクラシック専門番組『くらこれ』を独自に立ち上げ、キャスターを続けてはりました。
両番組には何度もゲスト出演させていただき、『くらこれ』では、「映画で使われるクラシック音楽」のテーマで丁々発止のやり取りをしたのが懐かしいです。
数年前、体調を崩されましたが、昨年暮れに復帰のパーティーが開かれ、元気な姿を拝見できて喜んでいたのに……。
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東龍造のペンネームで編んだ処女小説『フェイドアウト』(幻戯書房)の舞台に感動し、その主人公、映画を日本に初めて持ち込んだ大阪人、荒木和一に興味を持たれました。
「ラジオで何かでけへんかな」と打診されていたんですが……。
そんなこんなで、すごく残念です。
吉川さんと高校(大阪府立夕陽丘高校)の放送部からの盟友、野杁育郎さん(『おとなの文化村』のキャスター)から訃報を聞きました。
昨日の告別式で、お2人の友情の深さを改めて感じ入りました。
葬儀会場で、久しぶりに道頓堀並木座の座主、山根秀宣さんとお会いし、告別式終了後、一緒に隆祥館書店へ立ち寄って店主の二村知子さんにご機嫌伺いをしたり、ぼくの生家を見に行ったり、ランチを食べたり。
書店で新刊小説『ごんぼ色の残照 大阪龍造寺町物語』(幻戯書房)を山根さんが買ってくれはりました。
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盟友のジャーナリスト木村元彦さんの新刊『労組日本プロ野球選手会をつくった男たち』を買いました
吉川さんが素敵な時間を作ってくれはったと思いました。
改めて、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
天国では、指揮者になってクラシック音楽を楽しんでくださいね。
合掌。