武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

マイナス・イオンを発散する葛城山のススキ~♪

投稿日:2009年10月13日 更新日:

葛城山(1)
さやさやと冷気をはらんだ風がそよぎ、斜面に生い茂るススキがしなやかに揺れ動く。まるで柔らかな絨毯のよう~。
大阪と奈良の境にそびえる葛城山(標高959.2メートル)の山頂は一面、ススキの世界でした。きのう、生まれてはじめて葛城山に登ったのですが(といっても、ロープウェイを使って~)、雲ひとつない爽やかな秋晴れも手伝って、なんとも気分がよかったです。
南側の斜面に降りると、ススキ野の向こうに大阪の最高峰、金剛山(1112メートル)が深い緑を抱えてドッシリ居坐っていました。
日本の秋やな~。そう思わせる光景にウットリ。
斜面のあちこちに木の板が点在しています。眺望ポイントです。そこに寝転がって、ススキをぼんやり眺めていたら、いつしか爆睡~!
葛城山
気温は18度くらい。風が吹くとひんやりします。でも太陽のエネルギーがほどよく身体を温め、超リラックス状態にさせてくれます。
陳腐な表現ですが、この世の楽園みたいな感じでした。
大阪の阿部野橋駅から近鉄(南大阪線)とバス、ロープウェイを乗り継いで、約1時間半で別世界に到達できます。
いまが“旬”のオススメ・スポットです。
今朝、目覚めると、すごく快適でした。身体が軽~い。
きっとススキからもらったマイナス・イオンのおかげ。そう思っています。

-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

バルト3国レポート~(3)

バルト3国レポート~(3)

あまりの蒸し暑さに夏バテ状態になったり、ベルリンで開催中の世界陸上をTV観戦したり、異常に多い映画の試写をこなしていったり、依頼原稿の取材で京都へ出向いたり……。いろんな事情があって、まったくブログを …

スペインひとり旅(3)

スペインひとり旅(3)

マドリッドのバスターミナルから2時間少し、バスに揺られ、アレナス・デ・サン・ペドロ(Adenas de San Pedro)という山間の町に到着。 高度があり、涼しい。 避暑地ですね。   …

島原、よかったです~!

島原、よかったです~!

読売新聞で随時、連載している『映画の地を訪ねて』の取材で、きのう(17日)、きょう(18日)と2日間、九州の島原と雲仙(長崎県)を旅してきました。 当地へ足を運んだのは初めて。 映画作品は、これぞメロ …

映画の地を訪ねて~『紀ノ川』 和歌山・紀北

映画の地を訪ねて~『紀ノ川』 和歌山・紀北

朝靄に包まれ、紀ノ川を下る数艘の舟。   嫁入りに行く花(司葉子)が乗っている。   非常に優雅で幻想的な場面だ。   中村登監督作品『紀ノ川』(1966年)の冒頭は、有 …

スペインひとり旅(2016.8.31~9.10)プロローグ

スペインひとり旅(2016.8.31~9.10)プロローグ

古巣新聞社を辞めた1995年以来、毎年夏に敢行してきた「ケルト」の取材旅行。 今年は、10月に刊行される映画本の編集が絡み、時間的に厳しくなり、諦めていました。 しかし、何とか間隙を縫って行けるように …

プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。