ぼくが小学校の高学年から中学にかけて(1960年代の後半)、モンキーズというアメリカのバンドが結構、人気を博していました。
イギリスで一大旋風を巻き起こしていたビートルズに対抗し、オーディションで4人のメンバーを決めたという超商業主義にのっとったバンドです。
ビートルズのように自分たちで作った音楽を歌っていたのではなく、プロの作詞・作曲家のナンバーを取り上げていました。
ライブではステージの裏でべつのミュージシャンが演奏していたともいわれており、演奏技術はいまひとつだったみたい。
そんな彼らをぼくが知ったのは、『モンキーズ・ショー』というアメリカのテレビ番組を観たから。かなり夢中になっていました。
毎回、コミカルなドラマを見せてくれ、かならず彼らの音楽がビデオクリップのように流れていました。
当時のぼくには、ビートルズは“偏差値”が高く、ちょっと遠い存在だったけれど、モンキーズはひじょうに近しく感じられました。
しかしそのうちビートルズやストーンズなどにのめり込んでいくと、モンキーズはやはり幼稚っぽく映り、一気に熱が醒めてしまった。
でも、いい曲が多かったですよ。
最近、ギターで彼らのヒット曲『デイドリーム・ビリーバー(Daydream Believer)』を弾きまくっています。哀しい歌詞の内容とは裏腹に、めちゃ元気が出てきますね。理屈抜きにメロディーが素晴らしい~♪
それと『灰色の影(Shades of Gray)』。これは隠れた名曲だと思っています。40数年前からお気に入りのバラードです。コード進行が最高~!!
人生を曖昧模糊とした灰色ととらえる意味ありげな歌詞。それが情感あふれる旋律に見事に重なり合って……。ほんとうに聴き入りますよ。
この年齢になってモンキーズと再会でき、なんだか幸せな気分に浸っています~♪♪ 大学のときに売った2枚組のベストアルバムが恋しくて、恋しくて~~。
モンキーズって知ってますか~?
投稿日:2009年9月5日 更新日:
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