「なんや、これは!?」
ビリケンさんと言えば、ご存知、大阪・新世界の通天閣に祀ってあるアメリカ生まれの神サンです。昨今はしかし、通天閣のモノだけではなく、大阪の街中でよくビリケンさんを眼にするようになりました。
とんがり頭につり上がった両眼。そんなユニークな風貌がひと目につきやすいとあって、看板代わりに置いている店も少なくありません。
なのに、阪神タイガースのユニホームを着たビリケンさんを見たときは、さすがに驚いた! 戎橋商店街から少し御堂筋側(西側)に入ったところにドカーンと居坐ってはります。
阪神とビリケン。どちらも大阪の匂いを発散させているところがなんとなく似通っているけれど、モロに合体させるとは恐れ入りました。でも、ユニホーム姿があんまり似合っていなかったな~。ちょっとあざとい気もした。
その阪神グループがまったくキャラの異なる阪急グループと統合したことに象徴されるごとく、想定外の組み合わせが世のなかで進行しています。単独では生き延びるのがしんどい時代になってきたのでしょう。
しかし企業論理だけでなく、モノの考え方や見方もそうなってきているような気がしてなりません。相反するモノ同士、ライバル関係にあるモノ同士の結合が、これからの時代のキーワードになるかもしれませんね。
その意味で、阪神ビリケンはひじょうにわかりやすい統合です。わかりやすさにあやかって、優勝してくれたらええのに~と楽観的に考えてしまいます。
プロ野球が開幕すれば、なんらかの形で阪神ビリケンが甲子園に登場するような予感がしているのですが……。
阪神ビリケン! 統合の時代~
投稿日:2009年3月23日 更新日:
執筆者:admin