楽しい飲み会とでも言いましょうか、昨日、一昨日とユニークな集いがあり、ひじょうに心地よい刺激を受けました。
土曜日は、JR大阪駅前のマルビルの宴会場で開かれた「関西のむりえ会」という日本酒を吟味する会でした。ぼくの高校時代の同窓生らが中心になって、「酒呑みではなく、酒好きとして、ホンモノのお酒を味わおう」と昨年、立ち上げた“会員制”の会で、酔っ払うと、「退場」のレッドカードが配られるという厳しいルールが敷かれています。といっても、いつも和気藹々ですが?♪
当日は、山口(永山酒造)、京都・伏見(齋藤酒造)、大阪・交野(山野酒造)、新潟・新発田(菊水酒造)の4つの蔵元から提供された極上の日本酒を、異業種の人たちとの生きた会話を肴にしてたっぷり堪能しました。そして、「大阪、関西をもっと盛り上げていこう!」という参加者の声で締めとなりました。
きのう日曜日は、大阪大学中之島センターの交流サロンで開催された「どきどき斎塾」という会の新年会でした。江戸時代、大坂の庶民が学んだ懐徳堂や適塾の精神?、つまり「自由闊達な学びの舎」を現代に甦らせようと設立された会です。
会の世話人が、大学教授、高校の理科の先生、環境問題のNPOの役員、某新聞社の部長(ぼくの友達です)……などなど。肩書きを見ると、硬そうな感じがしますが、めちゃめちゃ柔らかいです。
講談、安来節のどじょうすくいの踊り、白波五人男の一幕、「大阪のおいしいモン」というオリジナル曲、ジャズ・ピアノなどの隠し芸がつぎつぎに披露されました。レベルの高さに、ほんま、驚きました! 多士済々です。最後に噺家の桂小春團治さん(ぼくの知り合いです)の落語をたっぷり聴いてお開きとなりました。充実した3時間でした!
2007年6月、ぼくが講師として「どきどき斎塾」に招かれ、「大阪の映画」についてお話しさせてもらったことからご縁ができ、新年会に招待された次第です。世話人の方から「ぜひ本を売ってくださいよ」と言われ、お言葉に甘えて販売会をしました。ありがとうございました!
たまたま連ちゃんで大阪・関西がらみの会に顔を出す機会に恵まれましたが、ほかにもよく似た会がいろいろあります。そこでいつも感じるのは、「郷土愛」と「遊び心」。なかなかええもんです。
大阪は街が面白いんやない。人が面白いんや。その面白い人間がぎょうさんいてはることがわかり、大阪もまだまだ捨てたモンやないと実感した2日間でした。
心地よかった2つの大人の会?
投稿日:2009年1月19日 更新日:
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