武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

大学 大阪 映画

学生たちの手応え十分!!~関西大学社会学部の講義『メディア史』

投稿日:

インドから帰って来て2日後の5月31日、関西大学社会学部メディア専攻の講座「メディア史」(2限)に登壇しました。

『日本の初期映画史~大阪と映画』

こんな演題で、映画がいかにして日本に入ってきたのか、そこに大阪がどう絡んだのかを分かりやすく解説しました。

拙著『大阪「映画」事始め』(彩流社)の第1章を要約したもので、これまであちこちでお話ししてきましたが、大学の正規講座では初めて。

本講座を担当する松山先生に「ぜひ、お話しください」とお声がけいただきました。

感謝感激です!!

ありがとうございます!

250人もの受講生が聴講する久しぶりの大教室。

ぼくの日焼けした顔を見入る学生たちを前に、インド旅行の話を「枕」(つかみ)にしたら、えらい興味を持ったので、そのまま延々と喋ってしまいそうでしたわ(笑)

昨年、一昨年に担当した元教え子たちも聴講しに来てくれました~😁

・フランス(リュミエール商会)のシネマトグラフとアメリカ(エジソン商会)のヴァイタスコープの攻防。

・121年前、大阪・難波でシネマトグラフによる日本で最初に催された映画興行。

・心斎橋の舶来品雑貨商、荒木和一がヴァイタスコープを個人輸入し、難波の福岡鉄工所で試写上映したこと。

・それがおそらく日本で最初のスクリーン投影式映画の上映になったこと。

・さらに、京都で行われたシネマトグラフの試写よりも早かったこと。

・映画の初上映と初興行の地、難波が日本における「映画のふるさと」。

上記のことを、パワーポイントの画像を使って時系列的に説明しました。

学生たちにとって、知らないことばかりなので、みな真剣に聴いていました。

昨日、彼らのコメントが自宅にどっさり送られてきました。

ほぼ全員、ぼくの講義に感銘を受けてくれ、すごくうれしかったです。

コメントはだいたい以下のような感じです。

「非常に興味深い内容だった」

「定説を鵜呑みにしてはいけないことがわかった」

「荒木和一をもっとクローズアップすべき」

「関西、それも大阪の難波から映画が始まったとは……、びっくりした」

「ずっと京都が映画発祥地と思っていたので、衝撃を受けました」

「日本の初期映画史で、こんなスリリングな攻防があったとは知らなかった」

一昨年秋に拙著を上梓後、「大阪・難波が〈映画のふるさと〉」であることを懸命にアピールしてきましたが、まだまだ浸透していません。

お膝元の南海電鉄、地元商店会、その他、映画関係者がバックアップしてくれてているにもかかわらずです。

学生の誰一人としてぼくの新説を知っている者がいなかったからです。

今回、少しは彼らを意識改革できたのではないかと思っています。

これからも地道に訴えていきます~(^.^)/~~~

-大学, 大阪, 映画

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。