ハンブルクでブラームス博物館の次に訪れたのは、同じ音楽でも全くジャンルの異なるビートルズの関連スポットです~🎵
ブラームス博物館から西へ20分ほど歩いていくと、何ともいかがわしい地区に達します。
世界的にも名高い歓楽街レーパーバーン(Reeperbahn)。
40数年前の学生時代はそれこそ風俗の極致でしたが、今では少しは「健全」になっていました(笑)
それでも、こんなお店が軒を並べているので、女性や子供は行くのを控える方がええと思います~😅
ビートルズがブレイクする前、彼らはリバプールからハンブルクに何度もやって来て、ここレーパーバーンのライブハウス「スター・クラブ」で毎夜、熱狂のステージを繰り広げていました~🎵
修業時代ですね。
ビートルズ大好き人間のぼくには、彼らの出身地リバプールの次に大切な「聖地」みたいなところ。
学生のころ、この辺り、昼間でも「呼び込み」が激しく、歩きづらい雰囲気だったので、通りの奥まったところにある「スター・クラブ」までとても足を踏み込む勇気はなかったです~😅
地下鉄のレーパーバーン駅近くに小さな「ビートルズ広場」があり、そこにジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、ピート・ベスト(リンゴ・スターは後に加入)が演奏している姿をあしらったモニュメントがありました。
右手に離れたところに立つもう1体は、ハンブルクで早逝したスチュアート・サトクリフだと思われます。
時刻は午後7時すぎ。
広場の周りには、すでにべろんべろんに酔ってる人が数人いてはります……😅
広場で佇んでいたら、そういう人たちが絡んできます。
関わったらうっとうしいので、すぐさま退散。
もう、サトクリフのモニュメントを撮影でけへんかったやないか~、プンプン。
広場から北へ伸びるグローツェ・フライハイト通りを70メートルほど進み、左手(西)のところに「スター・クラブ」がありました。
過去形にしたのはすでに取り壊されてしまったから。
今は数軒のバーやキャバレーになっていますが、その中庭にモニュメントがありました❗
「ここで若きビートルズが青春を爆発させてたんやなぁ~」
感慨深げにしげしげとそのモニュメントを見入っていると、「日本人の方ですか?」と背後から日本語で声をかけられました。
びっくりして振り返ると、見るからにホステス然とした女性が数人。
「日本人でしょう?」
再度、尋ねられ、反射的に「はい、そうですよ」。
「やっぱし。あたしらはタイ人です。タイランド。写真、撮ってあげましょうか」
ここから一番けばけばしい女性(写真の右端)とのやり取り~✴
この人の日本語、なかなかのもんでした。
「日本のどこから?」
「大阪です」
「大阪へは遊びに行ったことがあります。あたし、博多の中洲で働いてました。出稼ぎです。大阪の人もいっぱい知ってるよ。みなオモロイ~」
やっぱりプロのホステスさんやったんや。
「何年、博多で働いてはったんですか?」
「時々、タイに帰ってたから……。トータルで7年かな」
「長かったですね。で、何でドイツに?」
「日本より景気がええから。ハハハ」
そういうことなんや~✴
「お国(故郷)はタイのどこ?」
「イサーンです。わかりますか? 東北部」
「知ってますよ。というか、行ったことあります。コンケンとか」
「えっ、 コンケン❗❗ あたしの実家です~❗」
彼女、異常にうれしがってはりました。
古巣新聞社の記者時代、大阪で開催された花博(「花と緑の博覧会」)の関連で、タイの植林事情を取材しにイサーン地方に行ったことがあるんです。
「まぁ、とりあえず、スマホで撮ってくれませんか」
まずはぼく1人での記念撮影~📷
それが終わると、彼女が周りのホステス連中に声をかけ、「みんなで一緒に撮りましょう❗」。
えっ~😅、勢いに押され、あれよあれよと言う間に集合撮影。
ぼくは真ん中で、1人だけ完全に固まってました~(笑)
もうビートルズどころやおまへんわ~💨
「店に来てくださいよ。あそこの店です」
案の定、読み通りの流れになってきた~😅
ご縁ができたことだし、一杯だけ飲んで帰ろうかなと思ったけど、店に行けば、絶対に一杯だけでは済まないのはわかっている。
間違いなく、宿泊地のリューベックに帰れなくなる……😵
「悪いけど、泊まってるのんハンブルクとちゃうんです。リューベックなんです。もうそろそろ帰らなアカン……」
「リューベック? ホテル、キャンセルしたら?」
何を言うてはりますねん。
荷物置いてあるのに、そんなんできますかいな。
結局、その場でうまくお別れできました。
意外と押しが弱かったので、助かった(笑)。
やれ、やれ~😁
ほんまに優しい方々でした。
コップン・カップ(タイ語で「おおきに」。この表記でええのかな?)~❗
つい先ほどのブラームスの崇高な世界とは対極的な超世俗な世界~😅
すごいギャップにびっくりポンですわ~👀
ドイツ最後の日はめちゃめちゃ刺激的な日になりました(笑)
これもビートルズさまさま~❗
ありがとさんです~💡😁
ヤャ、ヤャ、ヤャ~🎵🎵
まさにA hard day’s nightでした~👍