武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

日記 映画

50年前の長編大作『人間の條件』を観賞した主演、仲代逹矢さんの舞台挨拶~(^_-)-☆

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今宵、梅田の映画館でのハリウッド映画完成披露試写会をキャンセルし、九条のミニシアター「シネ・ヌーヴォ」へ駆けつけました~💨🏃

同映画館で開催中の『生誕101年 小林正樹映画祭 反骨の美学』で、小林監督の代表作『人間の條件』(1959~61年)全6部が一挙上映されています。

この作品に主演した84歳の御大、仲代達矢さんが本作を鑑賞するために来館し、舞台挨拶をされました。

出演時は20代後半でした~❗

仲代さんを間近で目にできる最後のチャンスと思い、予定を変更した次第。

さすが圧倒的な存在感でした。

「『人間の條件』は偉大なるリアリズムの映画。軍国少年だった自分が、こういう骨太な反戦映画に出演でき、運命的なものを感じています」

「昔の日本映画は、スタントマンなんていないから、役者が体当たりで演技し、ゲンコツで殴られたりしてひどい目に遭いました(笑)。でも、絵(映画)になって素晴らしいものになればいいなと思っていました」

さらにこんな裏話もーー。『人間の條件』の1、2部を撮ったあと、半年の休暇期間中に黒澤明監督から声がかかり、『用心棒』に出演。3、4部のあとの休みに『椿三十郎』の撮影に臨んだーーなどなど。

こうした生きた証言を肉声で聞くことができ、ほんまに、ほんまにうれしかったです~💡😁

仲代さんは、明日(12日)も『人間の條件』完結編をシネ・ヌーヴォでご覧になられ、そのあと舞台挨拶されます(午後3時40分ごろ)。

蛇足ーー。この映画、学生時代に全6部を通しで観ました。戦争に巻き込まれたら、ヒューマニズムなんて呆気なく吹き飛んでしまう、そのことを強く実感した忘れ難き作品です。

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。