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ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

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『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』、7日~テアトル梅田で公開!

投稿日:2017年1月3日 更新日:

『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』

 

何とも魅惑的なタイトル~!

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時代劇&ちゃんばら……。

 

昨今、陰が薄くなってきた感がありますが、アメリカ映画で西部劇が再び製作されているように、日本映画にとってなくてはならないジャンルです。

 

というか、日本の劇映画の始まりが時代劇だったのですからね。

 

その歴史や魅力について、中島貞夫監督が、映画評論家の山根貞男氏や俳優の松方弘樹さん、殺陣(たて)師、東映剣会(つるぎかい)のメンバーたちにインタビューしているドキュメンタリー映画です。

 

この映画、友人の西川☆HONEY☆敦子(フリーアナウンサー)の旦那さんが編集しています。

 

以下、彼女からのメッセージを記します。

 

中島監督は「ちゃんばらは、日本人の死生観」と語っています。
歌舞伎のような様式美重視のものや、型は重視せず殺気みなぎるものなど多彩です。

 

過去の映画18作品から名シーンをピックアップ。
ちゃんばらに関するインタビューは全部で約7時間分あり、その中から約40分を選んでつなぎました。
ちゃんばらの名シーンもインタビューの内容も、中島監督からテーマ概略を提示され、具体的にどこを使うかを編集の米田武朗に一任されました。
米田、曰わく……。
「これまでで一番、頭脳を使って編集、頭が痛くなるほど考えた」
「ちゃんばらについて論文を書くつもりで編集した」
日本初の映画スター、目玉の松ちゃんが! 阪東妻三郎が! 大河内伝次郎&中村錦之助が! 市川雷蔵に勝新太郎が!
剣を手に舞い、走り、身をしならせ眼力鋭くちゃんばらに挑んでいます。
過去のちゃんばら名シーンを散りばめたこのドキュメンタリー映画、締めは中島監督が新たに撮った実演シーンです。

 

このシーンの色彩にもご注目下さい。

 

カメラマンと編集の米田が作り出した色味で、生と死の色合いを表現しました。

 

以上です。

 

昨年、大阪アジアン映画祭でこの映画を観ました。

 

とにもかくにも、映画愛に満ちあふれていました。

 

京都の時代劇に対する熱情のようなものです。

 

殺陣にかける意気込みに圧倒されました。

 

映画の冒頭、京都が日本映画の発祥地という、定説通りの解説がなされています。

 

拙著『大阪「映画」事始め』(彩流社)が上梓されるずっと以前に撮影されたので、致し方ありません~(笑)

 

これまで東京、京都、名古屋、福岡で公開され、いよいよ大阪でも封切られます!

 

1月7日(土)からテアトル梅田で上映。

 

初日、上映は午前11時45分。

 

終了後の午後1時15分から、中島監督と、「日本一の斬られ役」として知られる俳優の福本清三さんの舞台挨拶&サイン会があります。

 

「殺陣の数だけドラマがあり、殺陣の数だけ愛がある」

 

ポスターのキャッチコピー、胸に染み入りますね~(^_-)-☆

 

東映時代劇の黄金期を築いた市川右太衛門さんの晩年に取材した記事です(1994年9月18日付け朝刊)。

 

「眉間に冴える天下御免の向こう傷。人呼んで……、旗本退屈男」

 

この決まり文句、懐かしい~(^_-)-☆

 

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ちなみにぼくの一番好きな時代劇は……、市川雷蔵主演の眠狂四郎シリーズです!!

 

 

-お知らせ, 映画

執筆者:


  1. 百々之助 より:

    おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

    さすが武部先生、百々ちゃんの竹馬の友である右太右衛門さんに取材をされていたとは、すごいです。
    うらやまし~!

    フジモト、拝

    • admin より:

      百々之助さま
      もう「残りえびす」ですね。
      遅ればせながら、おめでとうございます。
      右太衛門さん、存在感ありました!

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。