武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

ポルトガル紀行(2013年夏)

ポルトガル紀行(1)

投稿日:2013年8月11日 更新日:

熱帯並みの暑さですね~o(><)o

 

夏の高校野球、開催をずらす方がええかもしれません。

 

昔と気候が変わってきましたから。

 

さて、今日からポルトガル紀行をリポートします。

 

帰国後、9日目。

 

そろそろ書き始めないと、そのままスルーしちゃいますから。

 

日記風に綴っていきます。

 

     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

7月21日、いよいよポルトガルへの旅の始まり。
ポルトガルへは14年ぶり3回目。
1度目は、新聞社を辞めて翌年の1996年、リスボン、コインブラ、ポルト、ファーロなど主な街をほぼ巡りました。
その時、たそがれた風土に惹かれ、以降、ポルトガルはぼくにとって非常に気になる国になりました。
2回目は、その3年後、シリーズ2作目『スペイン「ケルト」紀行~ガリシア地方を歩く』の取材で、スペイン北西部ガリシアを網羅してから、南部アダルシア&英国領ジブラルタルに向かう途中、ポルトガルを駈け足で縦断しました。
リスボンまでの直行便はありません。
今回は関西国際空港から初めてトルコ航空を利用しました。
イスタンブール経由でリスボン。
離陸が午後10時半。
ナイトフライトです。

 ヨーロッパに行くのにこんな夜半の便に乗るのは初めて。

 

トルコ航の機内サービスはなかなかいい。

 

But,機内食で、いきなり「お寿司か魚料理か、どちらになさいますか?」の選択には面食らいました。

 

どちらも有無を言わせず、フィッシュです(笑)。

 

「魚料理か、肉料理」、あるいは「日本食か洋食」というのならわかるのですが……。
イスタンブール空港で、リスボン行きの便まで約5時間半も待たされ、リスボン着が翌22日の午後2時前。
延々、17時間ほど機中にいたことになります~f(^_^;

 

 ポルトガルは遠し……。
リスボンはやはり爽やかでした。


気温が30度あるのに、湿気がほとんどないので、快適そのもの~(*^^*)
宿は、中心部に位置するケーブルカーの路線のすぐ横の安ホテル。
この日はフライトの疲れもあり、14年ぶりのリスボンの街を散歩するだけにしました。
見た目はあまり変わっていなかった。

 

いや、ケーブルカーの車体や建物の壁に落書きが目立っていました。

 

現役最高齢(104歳)のポルトガル人監督マノエル・ド・オリヴェイラの名作『階段通りの人々』(1994年)となった場所に落書きが……。

 

これは昨年、ユーロ危機でポルトガル経済が危うくなったとき、一部の失業者が鬱積を爆発させたものらしいです。

 

ほんま、見苦しいですねぇ。
夕食は大衆食堂で、バカリャウ(干しダラ)のフライと白ワイン。

 

今日はもう寝ます。

 

さぁ、明日から活動開始~(^-^)v

-ポルトガル紀行(2013年夏)

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

ポルトガル紀行(2)

ポルトガル紀行(2)

23日、目覚めると、信じられないほど清々しい。 雲ひとつないポルトガル晴れ~\(^o^)/ まずは新型の市電に乗って、リスボン市内西部のベレンへ。 発見のモニュメントとベレンの塔を見てから、ジェロニモ …

ポルトガル紀行(4)

ポルトガル紀行(4)

25日。 どうしようもなく快晴です。 朝は爽やか~。 元気をもらえます(^-^)v ベージャから次の目的地アルモドバル行きのバスが夕方しかありません。 はて、どうしよう~? こういう場合、裏技を使うし …

ポルトガル紀行(12)最終回

ポルトガル紀行(12)最終回

マデイラ島で4日間、のんびり過ごし、リスボンに戻ってきました。 旅の最後はファド(Fado)を満喫~♪ ファドは人生の哀歓を託した魂の歌。 「サウダーデ」という失われたものに対する郷愁の想いや喪失感が …

ポルトガル紀行(3)

ポルトガル紀行(3)

24日、今日も快晴。 夏場、ポルトガルは雨とは無縁です。 リスボンのセッテ・リオス・バスターミナルから長距離バスでベーシャへ向かいました。 リスボンの南東140キロにあるバイシャ・アレンテージョ地方の …

ポルトガル紀行(11)

ポルトガル紀行(11)

ポルトガル紀行(10) マデイラ島から2人の“偉人”が輩出しています。 ひとりは新大陸を発見したクリストファー・コロンブス。 この人、通説ではイタリア人になっていますが、本当のところよくわかっていない …

プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。