巨匠……。
広辞苑にはこう記されています。
「芸術の分野できわ立って優れた人」
そこに重厚さがあれば、文句なく巨匠といえるかもしれません。
さて、日本映画界に君臨した巨匠は?
独断的に言わせてもらえれば、溝口健二、伊藤大輔、小津安二郎、黒澤明、木下恵介。
プラス市川崑。
この人は軽妙洒脱なところがあり、巨匠というより、名匠といった方がいいかもしれませんが……。
他に伊丹万作、内田吐夢、成瀬巳喜男、今井正、今村昌平、小林正樹も巨匠と呼ぶにふさわしい。
みな時間とお金をかけて映画製作に当たれた、いわば古き良き時代の活動屋です。
映画が斜陽になった60年代以降は、撮影現場が世知辛くなり、巨匠を輩出できる環境ではなくなってきました。
で、NHK文化センター神戸教室の講座『ときめきシネマ・ワールド』です。
次回、9日(土)13:00~14:30、『日本映画界の巨匠』と題してお話しします。
取り上げる監督は、前述しました溝口健二、伊藤大輔、小津安二郎、黒澤明、木下恵介、市川崑。
1時間半でどれだけ喋れるか。
かなり中身の濃い内容になりそうです~(^o^)v