9日(日)、新幹線で博多駅へ到着後、駅構内の長浜ラーメンで腹ごしらえし、講演会場の福岡市立婦人会館へ向かいました。
日本ケルト協会主催のセミナー。
会長の山本さんとツーショット!
題目は『中央ヨーロッパの「ケルト」を探る』。
ざっと50人ほどの方が詰めかけ、会場はほぼ満席でした。
ありがたいことです。
パワーポイントで画像を映しながらお話しする予定だったのに、パソコンとプロジェクターが接触せず、ずっとトークだけで対応しました。
ウイスキーを介しての「ケルト」との出会いを中心に、ベラベラと大阪弁で喋りまくりました。
想定外に笑いが巻き起こり、なかなかええ雰囲気に。
セミナーというより、寄席??
ともあれ、「つかみ」は大成功!
こうなればシメタもの。
画像が映るようになってから、いい流れで本題の話に移りました。
オーストリア、ドイツ、スイス、フランス(ブルゴーニュ)。
途中、ティータイムをはさみ、約3時間にわたって現地で取材してきた「ケルト」について解説しました。
参加者の中にフランス人の青年がいました。
広島大学大学院で考古学を研究しているグザヴィエ・ミシェルさん(28)。
専門はヨーロッパと日本の鉄器時代というから、もろに「ケルト」です。
講演終了後、彼に感想を求めると、「とてもいい話でした。ジャーナリスティックな視点が新鮮」と流暢な日本語で返してくれました。
ホッとしました(^o^)v
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
講演もさることながら、そこに大学(関大社会学部マスコミ専攻)の教え子が2人来ていたんです。
2004年に卒業したゼミ1期生の宮本(旧姓、池永)浩子さんと羽立芳美さん。
浩子さんは福岡在住ですが、芳美さんは山口県宇部市からわざわざ駆けつけてくれ、感謝感激!!
「難しい話とばかり思っていたら、授業とおなじ面白い内容で、あっと言う間に時間が経ちました」
2人からそう言われ、うれしかったです。
浩子さんとは卒業以来……。
ええものですね。こんな形で再会できるなんて。
スタバで3人でいろんなことを語り合い、笑いまくりました。
元気そうにやっていたので、よかった、よかった(^o^)v
教え子の笑顔を見るのはええもんです。
次は大阪(ぼくに自宅)で会おう~!
彼女たちとしっかり握手して、別れました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
次に向かったのが小倉です。
こんどは2008年卒業のJP1期生に会うため。
待ち合わせの時間が迫っていたので、ちょっと贅沢して新幹線で博多から小倉まで行きました。
宿泊したホテルのロビーで華山哲幸君が待っていました。
はなちゃん。
ぼくはそう呼んでいます。
彼は西日本新聞社の記者。
大学卒業後、記者になりたいという確固たる目標を抱きながら、挫折を繰り返し、一時は印刷会社の営業マンもやっていたのですが、2年前、縁があって西日本新聞社に入社できました。
ほんとうにもう執念ですね!
はなちゃんは2年間のサツ回り(警察担当)を終え、今は司法と遊軍。
たくましくなったなぁ。
そんな第一印象を抱いた。
旦過市場にある庶民的な韓国料理屋で、酒を酌み交わしながらの語らい。
大昔、ぼくの新米記者時代の話を彼は真剣に聞いてくれました。
他者よりも先がけてニュースを追い、常に抜いた抜かれたの緊張感を持って取材に励んでいた日々。
それがやはり記者の原点だと思う。
昔話を語っているうち、あのころの自分が鮮明に甦ってきて、それがはなちゃんと重なっていきました。
あと5、6年もすれば、彼はいい記者になるぞ!
そう強く思いました。
次回、飲む日が楽しみ、楽しみ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
翌朝(10日)は、小倉を舞台にした日本映画の名作『無法松の一生』ゆかりの地を訪ね歩きました。
いずれ、読売新聞で連載している「映画の地を訪ねて」で取り上げようと思って。
無法松の石碑があったのには驚き!
小倉城も映画の中に出てきたのを思い出し、レトロな雰囲気が漂う旦過市場を散策してから、小雨の中、城に向かいました。
こんな市場、懐かしい……。
小倉城は平城です。
天守閣に登ってから、城内にある松本清張記念館に入りました。
小倉で生まれ、朝日新聞西部本社でデザイナーを務めたあと、ベストセラー小説家になった清張をしのぶ博物館です。
没後20年ということで、特別企画『松本清張と映画』が開催中でした。
わーっ!
これは見たい!
はやる気持ちを抑え、展示に見入りました。
すごく充実した博物館です。
『張込み』『ゼロの焦点』『砂の器』『鬼畜』『疑惑』『天城越え』……。
清張の小説を原作にした映画は36作、テレビドラマは500作以上もあります。
ぼくはなんと言っても『砂の器』が一番、思い出深いです。
小倉にきて、たまたま入ったこの博物館で、清張映画に浸れるなんて、ほんとうにラッキーでした!
今回の九州出張はついている!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
満足感を抱き、お昼の新幹線で大阪に戻り、帰宅後シャワーを浴びて、ギターを弾いていると、学生たちが大挙してやって来ました。
春学期にぼくが担当したJP8期生の面々。
大学2年生の9人です!
卒業生とは違って、なにせ現役なのでキャピキャピです。
まずは屋上で記念撮影!
彼らが部屋に入った途端、室温が5度くらいあがりました(^o^)v
いろんな話に花が咲き、ぼくのギター&ボーカルに合わせ、みんな訳のわからん踊りをしたりして大いに浮かれました。
『酔いにまかせて』のイェーツ、イェーツ、イェーツ!!!
最高でした。
この2日間、まさに怒涛の日々でしたが、多くの教え子たちと素敵な時間を過ごせ、ちっとも疲れなかった。
ほんまにありがたいことだとつくづく実感。
これをバネにして、さぁ、元気よくやっていこう!
イェーツ!!!