鈴木京香さんが姿を現した瞬間、ぱぁ~っと華やいだ空気が会場にひろがりました。
わぁ~~。
あかん、あかん、思わず声が出てしまった。
スキャンダラスな内容で話題になったNHK総合のドラマ『セカンドバージン』の映画版が今月23日から封切られます。
そのキャンペーンで、京香さん(すんません、なれなれしくこう書かせてもらいます)、共演の長谷川博己さん、そして黒崎博監督(左端)が来阪し、某ホテルで記者会見が行われました。
ぼくは末席を汚させてもらい、ひたすら京香さんを見つめていました。
べつに熱烈なファンではないんですが、一瞬にして、凛とした美しさの虜になったといいましょうか……(汗)
この人、確かに何か持ってはります。
出版界の女性敏腕専務、45歳の中村るい(京香さん)と17歳年下の青年実業家、鈴木行(長谷川さん)との深い愛を綴ったドラマ(10話)のその後を、マレーシアを舞台にして描いています。
主要キャストはドラマと同じ、監督も変わりません。
まずは京香さんの発言をダイジェストで。
テレビ・ドラマと映画との違いは?
「映画では、心の動きをじっくり撮りたいという黒崎監督の要望にお応えし、強い気持ちで相手と向き合う姿を演じました」
「ドラマが終わったとき、17歳年下の恋人もありと思いましたよ(笑)。年齢だけでなく、境遇、考え方などが異なる中で、すべてを受け入れることの凄さ。相手に愛を求めるのではなく、受け入れる、それが(ホンモノの)愛の形ではないかな~」
「るいを演じて、彼女のことが好きになりました。私の年齢でその役にめぐり合えたことを感謝しています」
「演じているときの私は、私ではありません。私が演じたひとりの女性です。集中しています。家では自分に戻れるので、役柄を引きずることはありません」
濃厚なベッドシーンが多いですが……。
「いきなり映画では、演じるのが難しいですよね。でも、ドラマで長谷川さんと何度も相談し、信頼し、委ねられることができたので、スムーズに撮影できました。きれいなシーンだと思います」
どんな質問に対しても、彼女は動じることなく、おっとりと答えてはりました。
さすがベテラン女優です。
一方、長谷川さんはまだお若いので、質問によってはちょっと戸惑ってはりましたが、一生懸命、言葉を探している姿に好感が持てました。
重傷を負って病床にいるシーンが多かったことについて。
「そういう負荷、ハンデがある役柄の方が演じる上で深みが出るんです。五感が研ぎ澄まされるとでもいうんでしょうかね。とにかくカメラを信用して、演じていました。行の情熱を出したかった」
ラブシーンは?
「特に意識していません。本(台本)に書いてある通り、忠実に演じていっただけです」
黒崎監督の総括--。
「鈴木京香さんのまた違った美しさを見つけたいと思いました。ドラマでは東京やシンガポールなどの都会が舞台でしたが、映画ではマレーシアの田舎です。そのな中でひとりの女性の美しさを描きたかった」
「長谷川さんの役どころは非常に難しい。ケガをして体を動かせない分、内面を動かせてくれたと思います。彼の新たな一面を見ることができました」
ざっとこんな感じでした。
質疑応答のあとは、お決まりの写真撮影です。
激写しました。
何気に京香さんが背中をそらせた下の写真、気に入ってます。
彼女はスラリとしてはりました。
身長が166センチ、なるほど。
告白……、ぼく、このドラマ見ていなかったんです。
もちろん映画は先日、試写で見ましたが。
だから、比較ができず、質問もしませんでした。
だから、おとなしくしていました。
ともあれ、ちょっとミーハー的な気分になって、充実したひと時を過ごせました。
会見終了後、ホテルを出て、「やっぱりべっぴんさんやったな~」と顔をにやつかせて街中を歩いていると、ゼミ1期生の教え子(永久幹事のOさん、メッツ!!)と偶然、会ってしまい、あわてて表情を引き締め、「先生」に戻りました(笑)
鈴木京香&長谷川博己~映画版『セカンドバージン』の記者会見
投稿日:2011年9月8日 更新日:
執筆者:admin