武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

ポーランド紀行(2011年夏)

ポーランド紀行(1)~ワルシャワの街

投稿日:2011年8月8日 更新日:

ポーランドの旅(7月25日~8月7日)を写真をメーンにしてレポートします。
1回目は首都ワルシャワの街です。
人口約170万人を擁する大都会。
そのシンボルが、高さ234メートルの高層ビル(37階)です。
中央駅の前にそびえており、ワルシャワのどこからでも見えます。
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見るからに時代がかっているでしょ。
それもそのはず、1952年にソ連の忠実な衛星国としてスターリンからプレゼントされたものですから。
完成したのは4年後の1956年、ぼくが2歳のときです。
権威主義丸出しですね。
スターリン様式の典型例です。
バルト諸国のラトビア(旧ソ連)の首都リガでも、よく似た建物が建っていました。
文化科学宮殿と呼ばれ、いろんな研究所やポーランドTV、イベントホールなどが入っています。
部屋数が3288室もあるというから驚きです。
天気が悪くなると、こうなります。
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悪天の中、展望台にのぼりました(エレベーターがハイスピード!!)。
眼下にひろがる東、北、西、南の市街地です。
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高い建物が少ないです。
駅前は急ピッチで開発されていますが、戦後の1945年~89年の社会主義時代の建物がまだまだいっぱい残っています。
何となくうら寂しい感じがします。
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これは戦前からある古い建物です。
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中央駅周囲の道路は御堂筋よりも広く、横断歩道がありません。
歩行者は地下通路を利用しています。
そこはまた地下街にもなっています。
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早朝とあって閑散としていますが、ラッシュ時にはかなり混み合っていました。
垢抜けした街づくりをめざし、斬新なショッピングセンターが各地にできています。
これは中央駅のすぐ北に隣接する商業施設です。
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中世の家屋が立ち並ぶ旧市街に足を伸ばすと、ガラリと雰囲気が変わります。
旧王宮が旧市街の入り口です。
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広場は落ち着いた風情が漂っています。
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この辺りは観光のスポットになっています。
実はこられの建物はすべて戦後、再建されたものなんです。
次回でレポートする第2次大戦でワルシャワの中心地はほとんど破壊され、戦後、壁の傷まで忠実に建て直したというのです。
だからパッと見は中世ですが、建物としては現代のもの。
残念なことに、戦前の建物は本当に少ない。
おやっ、社会主義時代を象徴するノスタルジックな車を発見しました。
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交通事故に遭ったら、ひとたまりもないでしょうね。
たしか東ドイツの大衆車だと思います。
日本に帰る直前、ワルシャワで目にした光景がこれです。
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美男美女のウェディング!
そう思いきや、何のことはない、雑誌のグラビア用の写真を撮影していたんです。
2人はモデルさん。
道理で整いすぎていると思いました。
1回目はこんなところでピリオドにしましょう。

-ポーランド紀行(2011年夏)

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プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。