【あの頃の気持ちを懐かしむ本】
『真実のビートルズ・サウンド』 川瀬泰雄
*学研新書 2008年
ビートルズに関する本が出ると、もうダメだ。
すぐに手が出てしまう。
ぼくはビートルズ世代の少しあとだが、高校時代に魅せられ、今なお呪縛されている。
本書は音楽プロデューサーの著者が彼らの名曲を詳細に解説したもの。
ハーモニーの妙や録音ミスにまで言及しており、かくも超オタク的に分析するとはご立派。
ぼくは『アビーロード』をBGMで流し、一気に読破した。
気がつくと、手にはブランデーのグラスが。
あゝ、青春時代にタイムスリップしてしまう。
ビートルズにこだわっている人には必読書だが、そうでない人にはちとしんどいかも。
それと写真右側の『ビートルズ都市論 リヴァプール、ハンブルグ、ロンドン、東京』(幻冬舎新書、2010年、福屋利信)もオススメ。
ビートルズが関わった4つの都市を、彼らの音楽や志向性、思想、生活環境などと絡め、音楽社会学の立場から読み解いている。
学術的な内容だが、かなり面白くて、スイスイ読めた。
今やビートルズは研究の対象になるのだと改めて実感~!!
お酒を飲みながら読むのにオススメする本(6)
投稿日:2011年1月31日 更新日:
執筆者:admin