古巣新聞社の科学部時代、多くの患者会を取材しましたが、その中でことさら忘れ難い人がいます。
難病の中でも患者数が極端に少ない希少難病患者の会「復生あせび会」を創設した会長の佐藤エミ子さん。

昭和58(1983)年の暮れ、連載『医療を追って』の取材でご縁ができました。
記事は翌年の1月9日付けの紙面に掲載されました。

その後、医療と全く関係のない文化部へ移ってからも、さらに新聞社を辞めてからも、「あの記事がどれだけ大きな励みになったことか。武部さんは恩人です」と、今日まで42年間、毎年欠かさず年賀状のやり取りが続き、会報も送ってきてくれはります。
ぼくは時々、寄付させてもらっているだけで、ほとんどサポートできていないのに⋯⋯。
そして昨日、記念誌『復生あせび会50年の歩み 希少難病患者と共に』が届きました!
ありがとうございます!
50周年おめでとうございます!!
会は昭和52(1977)年の結成なので、半世紀の節目には2年早いのですが、組織立った現在の体制ができるまでの苦難のプロセスが記されており、胸が熱くなりました。

今、佐藤さんは御年、93。
ご自身、難病と闘いながら、なおも患者さんを支え続けてはります。
すごい❗️
ホンマに強い人ですわ。
あゝ、泣けてきた⋯⋯。