大阪が生んだ凄腕のギタリスト有山じゅんじ、実力派のヴォーカリスト上田正樹。そこにご愛嬌でくいだおれ太郎が加わったコンサートがきのう、大阪・キタのサンケイホールブリーゼであり、大いに楽しんできました~!
彼ら3人は仲良しトリオ。昨年秋には、閉店が決まった道頓堀の「くいだおれ」でライブをやってはりました。それも観に行きました。
ブルース、R&B、ラグタイム……。アメリカの黒人音楽をベースにして、聴かせる音楽をいっぱい披露~。『梅田からナンバまで』『ぼちぼちいこか』『あこがれの北新地』といった大阪の歌が、とりわけ胸に染みわたった。
シャウトする歌声と軽やかなギターに、ピアノ(中西康晴)とドラムス(藤井五郎)が絶妙に絡み、ちょっと陶酔状態に浸ってしまったほど。
演奏も歌もめちゃめちゃ上手いのに、どこまでもしなやかで、これみよがしではない。そんな緩やかな空気がステージに充満していました。ときには熱くなったりしたけれど~。
プロですな~。素人にはちょっとマネできません。例えテクニックがあっても、この雰囲気は絶対に出せない。キャリアのなせる妙でしょう。
「おんなじ曲をもういっぺんやったら、言うてや。最近よぉ~、忘れるねん」
上田正樹の言葉に思わずにんまり。サウンドとトークが自然体。たまらなく居心地がよかった。
まさに大人の音楽。そして大阪の音楽。おおきに~!!
有山じゅんじ、上田正樹+くいだおれ太郎~♪♪
投稿日:2009年11月30日 更新日:
執筆者:admin