武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

映画

ヴィスキー、ちょうだい~

投稿日:2009年3月6日 更新日:

グレタ・ガルボ
この美女がだれだかわかった人は、ご年配の方か、それともかなりの映画愛好家、はたまた洋酒通~。ほんまにべっぴんさんでしょ。こんな女性に見つめられたら、ぼくなら100%確実に金縛り状態になっちゃいます。
グレタ・ガルボ。えっ、そんな名前、聞いたことない~? サイレント(無声映画)時代に一世を風靡したスウェーデンの女優さんです。戦前のことだから、知らないで当たり前かな~。
クールさが売りで、世の男たちの心を虜にしたとか。20年ほど前に亡くなってはります。生きていたら、優に100歳を超えています。
お酒のグラスを手にしてはりますね。それ、ウイスキーです。『アンナ・クリスティ』(1930年)というアメリカ映画の冒頭シーン。彼女がはじめて音声の出るトーキー映画に出演した記念すべき作品です。気品高い役柄が多かったガルボが、果敢に汚れ役にチャレンジしているんです。
気だるい雰囲気を放ちながら、ニューヨークの場末の酒場に入ってくるや、いきなりハスキー・ボイスでこう言うんです。
「ヴィスキー、ちょうだい。シンシャー・エールを添えて」
スウェーデン語訛りなのでしょうかね。スコッチかバーボンか、どんなウイスキーなのかはわかりませんが、ストレートで2杯立て続けにグビリとやっちゃいます。
映画のなかで「ウイスキー」という言葉が最初に使われた映画だといわれています。「ウイスキー」じゃなくて、「ヴィスキー」というのがなんとなくオシャレ。「ジンジャー・エール」も「シンシャー・エール」。こんど、バーでオーダーするとき、そう言ってみようと思いました。
さぁ、「ヴィスキー」をもう一杯飲んで、寝ます~♪

-映画

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

ジャジャジャーン、今年の映画ベストテンの発表です~(^_-)-☆

ジャジャジャーン、今年の映画ベストテンの発表です~(^_-)-☆

2018年 映画ベストテン 【日本映画】 1 『孤狼の血』監督:白石和彌 役所広司、松坂桃李、真木よう子 2 『日日是好日』監督:大森立嗣 樹木希林、黒木華、多部未華子 3 『ごっこ』監督:熊澤尚人  …

何だか得をした気分になるベン・アフレックの監督作品『ザ・タウン』

何だか得をした気分になるベン・アフレックの監督作品『ザ・タウン』

朝、中之島の遊歩道をジョッギングしていました。 きょうはウツボ公園→中之島の最西端→中之島遊歩道→中央公会堂の往復コース。 1時間ほど走ったので、距離にして7~8キロはあると思います。 …

『大阪春秋』の最新号に拙稿が載っています!

『大阪春秋』の最新号に拙稿が載っています!

季刊郷土誌『大阪春秋』の第180号が届きました! 今号の特集は『メディアと上方の芸能』。 ぼくは『映画と上方の芸能・演芸~切っても切れない間柄』と題し、映画黎明期から今日までの両者の〈密な絆〉について …

『今度は愛妻家』~夫婦善哉の現代版!?

『今度は愛妻家』~夫婦善哉の現代版!?

(C) 2010「今度は愛妻家」製作委員会 いま公開中の日本映画『今度は愛妻家』……。 ヨトエツと薬師丸の夫婦がなかなかええ味を出しております。 シネマエッセーをどうぞ。     *      *   …

あの未解決の劇場型事件を題材にした映画『罪の声』(30日公開)

あの未解決の劇場型事件を題材にした映画『罪の声』(30日公開)

食品会社をターゲットにし、日本国中を震撼させた劇場型犯罪。 あの未解決事件から35年が経ちました。 当時、子どもだった脅迫テープの声の主と事件を再検証する新聞記者が「闇」の真相に迫っていく……。 その …

プロフィール

プロフィール
武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。