武部好伸公式Blog/酒と映画と旅の日々

ケルト文化に魅せられ、世界中を旅するエッセイスト・作家、武部好伸。映画と音楽をこよなく愛する“酒好き”男の日記。

大阪 日記 映画 講演・トークショー

隆祥館書店での盛り上がった刊行記念トークイベント+島之内教会で拙著の紹介

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昨夜は、大阪・谷町六丁目の隆祥館書店で、拙著『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』(幻戯書房)の刊行記念トークイベントでした。

同店主催の「作家さんとの集い」の一環として開催され、ぼくが登壇するのは今回で5度目の登場~!

隆祥館書店のタイ記録です~ (笑)

でも、東龍造としては初めて。

初小説を編むに当たっての裏話、映画黎明期の秘話、その他諸々をパワポで画像を映しながら解説させてもらいました。

店主・二村知子さんとの対談のはずが、結局、一方通行のマシンガントークになってしまった~ (笑)

一番ウケたのが、映画化された場合の究極 贅沢なキャスティングでした。

菅田将暉、岡田准一、ハリソン・フォード、ブラッド・ピットらビッグネームのオンパレードと相成りました~ (笑)

そして、主人公の荒木和一さんが動いているサプライズ映像を初公開~

締めは、活動写真弁士の大森くみこさんによるサイレント映画上映会でしたが、音声が出ないというハプニングの中で、ちゃんと対応しはったのはさすがでした~

そんなわけで、あっという間に時間が過ぎ、笑い満載のめちゃめちゃ楽しいイベントになりました~

懇親会も盛り上がり、何とも素敵な夜でした。

そして翌朝の今日、荒木家の親族から誘われ、自宅からほど近い島之内教会でのクリスマス特別礼拝に参加しました。

ぼくはクリスチャンではないんですが、教会内のおごそかな雰囲気はなかなかええもんですね。

驚いたのは、前夜のトークイベントに来場してくださった同教会の木戸定牧師が説教の中で、荒木和一のことを取り上げ、拙著『大阪「映画」事始め』(彩流社)と新刊『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』(幻戯書房)を紹介してくださったんです。

和一の養父、荒木安吉は、明治13(1880)年に大金をはたいて島之内教会を建てた立役者で、受洗した和一もこの教会でずっと役員を務めてはりました。

だから、和一の話をされたわけです。

その中で、和一が1回目の渡米時に知り合った〈日本の社会福祉の父〉と呼ばれる留岡幸助との絡みを描いた文章をピックアップし、「人は人、己は己」というフレーズの重要性を説いておられました。

まさかぼくの拙文が説教で使われるとは……、ホンマに驚きました!

礼拝終了後、木戸牧師から「来年、ここで荒木和一さんに関連した講演会をやりましょう」と言われ、さらに驚きました!

ありがたいことです。

この本を出したことで、どんどん輪が広がっていくのがうれしいです!

-大阪, 日記, 映画, 講演・トークショー

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プロフィール

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武部好伸(タケベ・ヨシノブ)
1954年、大阪生まれ。大阪大学文学部美学科卒。元読売新聞大阪本社記者。映画、ケルト文化、洋酒をテーマに執筆活動に励む。日本ペンクラブ会員。関西大学非常勤講師。