今日はバレンタイン・デー。日本全国でいったいどれくらいのチョコレートが売れたんやろか~。最近は男性の下着をプレゼントする女性が増えているようですが、ぼくなら恥ずかしくてとても受け取れません。そのうち下着型のチョコが流行ったりして~。
さて、話はコロッと変わって、昨夜のJazzライブのことを記します。場所はJR大阪環状線、桃谷と寺田町のあいだのガード下にあるM’s Bar。高架を支える柱がお店の真んなかにドカーンとあったりして、なかなか味のある空間です。
ピアノ(吉田美雅さん)、ベース(浦田和史さん)、ドラムス(岡部潤也さん)、クラリネット(鈴木孝紀さん)のカルテットでした。
クラリネットが入ると、ええですね~。甘い音色が郷愁を誘い、ぼくはいつもセピア色の映画のワンシーン、たとえば、ヴィヴィアン・リーとロバート・テイラーが共演した戦前のメロドラマ『哀愁』(1940年)の別離シーンなどが脳裏に浮かんできます。
吉田さんを知ったのは、かれこれ10数年前。ミナミのとあるバー(いまは違う店になっています)で、ピアノと“格闘”しながら、スタンダード曲をせいいっぱい歌ってはりました。酔った勢いでぼくが調子に乗って、何曲も何曲もリクエストしても、嫌な顔ひとつせず、「ええですよ~」と笑顔でピアノに向かってくれはった。
Jazzが好きで好きでたまらんねん!! スタンダードを歌いつづけたいねん!! そんな「好きの力」が彼女からにじみ出ていました。「好きの力」はオールマイティーです。そこに「ひたむきさ」を感じ、ぼくはその場でファンになっちゃいました。
ひとりで弾き語りをしてはったあのころを思うと、いまはすごくゆとりが出てきて、ピアノもヴォーカルも、そしてMCも上達してきたのがわかります。「えらい熟成してきはったな~」となんだかうれしくなってきました。
もっともっと「好きの力」を活かして、グレードアップをめざしてほしい。そう願いながら、携帯のカメラで演奏風景を撮影したんですが、なんとピンボケ!! えっ、その方がミステリアスでいい?? そんなアホな~。
彼女の素顔を知りたい人は、吉田さんのHPを開いてみてください。3月10日には、初のCD『Sweet Georgia Brown』をリリースしはります。
まったりした気分に浸り、お店を出ると、春の嵐が吹きまくっていました。ビニール傘のホネが折れてしまうほどの強風~! 春一番のJazzか……。なんともオツな夜でした。
「好きの力」がほとばしる春一番のJazz~♪♪
投稿日:2009年2月14日 更新日:
執筆者:admin